つむぎこんにちは!風雅なスイング投資家のつむぎです!
ようこそ「つむトレ」へ



こんにちは!つむぎのアシスタントのレンです!
「リスクリワードって、
結局どう使えばいいの?」
「1対2が理想って聞くけど、
本当にそうなの?」
「勝率が低くても、
リスクリワードが高ければ勝てるの?」
そんなふうに、
リスクリワードについて迷ったことってないかな?
トレードでは、
・どこで損切りするのか
・どこまで利益を狙うのか
・そのトレードは、
どれくらいの勝率なら成り立つのか
こうしたことを考える場面がある。
そこでよく登場するのが、
リスクリワード
という考え方。
たとえば、
「1対2なら損小利大だから有利」
「リスクリワードが高ければ、
勝率が低くても大丈夫」
なんて説明を見かけることもあるよね。
でも、
ここでちょっと考えてみたい。
リスクリワードの数字が
高ければ高いほど
有利なトレードになるの?
実は、そう単純な話ではない。
1対2だから、必ず優れているわけではない。
1対3だから、1対1より良いとも限らない。
それに、
「リスクリワード比」と
「リスクリワードレシオ」って何が違うの?
なんて疑問も出てくる。
さらに言えば、
「じゃあ、リスクリワードは、
どうやって計算するの?」
「勝率とは、どう関係しているの?」
「1対1、1対2、1対3では、
何が変わるの?」
と、知りたいことも次々に出てくる……。
でも、
本当に大切なのは、
そのリスクリワードの数字が
実際のトレードで
何を意味しているのか
そして
そのトレードを狙う価値があるのか
そこを考えることなんだよね。



本日の風雅なトレードテーマはコレ!



じゃじゃーん!
株トレードで勝率と期待値を確認する
レシオの考え方・計算方法
今回は、
「リスクリワード」をテーマに、
リスクリワードとはそもそも何なのか。
「リスク」と「リターン」を数字で表すと、
どんな関係になるのか。
そして、
「リスクリワード比」
「リスクリワードレシオ」
このふたつの言葉は、
それぞれどう考えればいいのか。
そんな基本のところから、
ひとつずつ整理していくよ。
さらに、
「1対1」
「1対2」
「1対3」
といった数字を実際に比べながら、
それぞれのリスクリワードで
勝率や期待値との関係が
どう変わるのか?
というところも見ていこう。
もちろん、
「1対2が理想」
とよく言われる理由についても考えてみる。
でも、
ここで本当に大切なのは、
「1対2を覚えればいい」
という話ではない。
チャートの値動きや、
損切り位置、利確候補によって、
自然に1対1.5になることもあれば、
1対2になることもある。
場合によっては、
1対3になることだってある。
では、
リスクリワードの数字を見て
トレーダーは
何を判断すればいいのか?
ここが、今回の記事のポイント。
この記事を読むと、
こんなことが分かっちゃう ♪
- リスクリワードとは、そもそも何を表しているのか?
株トレードにおける「リスク」と「リターン」の関係 - リスクリワード比とリスクリワードレシオは、どう考えればいいのか?
「1対2」という数字が表しているもの - リスクリワードは、どうやって計算するのか?
エントリー価格・損切り価格・利確価格から数字を求める方法 - リスクリワードと勝率・期待値には、どんな関係があるのか?
「勝率が高ければいい」「RRが高ければいい」だけでは判断できない理由 - 1対1・1対2・1対3では、何が変わるのか?
「1対2が理想」と言われる理由と、その数字を鵜呑みにしない考え方 - 株トレードでは、リスクリワードをどのタイミングで確認すればいいのか?
チャートの値動きと損切り・利確候補から考える実践的な使い方 - リスクリワードの数字だけで、トレードを判断していいのか?
数字とチャート、勝率、期待値をどう組み合わせて考えるのか
リスクリワードは、
数字だけを見ると、
「1対2ならいい」
「1対3ならもっといい」
と、つい単純に考えてしまいそうになる。
でも、
実際のトレードでは、
数字が大きければ、それだけで有利。
……とは限らない。
チャートの形がどうなっているのか。
どこまでなら値動きが続きそうなのか。
どこを超えたら、
自分が考えていたトレードの前提が崩れるのか。
そうしたことを考えたうえで、
はじめてリスクリワードの数字が意味を持ってくる。
だから今回は、
「1対2が理想」
という数字に
答えを求めるのではなく
自分が組み立てたトレードを
リスクリワード
という数字で
どう確認するのか?
そこまで一緒に見ていこう。
計算方法や勝率・期待値との関係、
1対1・1対2・1対3の比較などを通して、
リスクリワードを
株トレードの中で
どんなふうに使うのか?
つむトレ流に、
ひとつずつ紐解いていこう♪
リスクリワードとは?――株トレードの損失と利益を事前に数字で確認する
まずは結論から。
この記事で伝えたい
「リスクリワードとは何か?」は、これ。
リスクリワードは
― 投資家つむぎのトレード風雅 ―
勝てるトレードを作る
魔法の数字ではない
チャートから組み立てた
自分のトレードを
数字に置き換え
そのトレードに
狙う価値があるのかを
確認する
そのための
“物差し”
リスクリワードというと、
「1対2が理想」
「損小利大なら有利」
そんなイメージを持っている人も多いかもしれないね。
リスクリワードとは
1回のトレードで想定する損失幅と
利益を狙う幅の関係を表す
考え方
もちろん、
リスクリワードの数字を見ることで、
「どれくらいの損失を想定しているのか」
「どこまで利益を狙っているのか」
といった、
トレードのバランスを確認できる。
でも、
「1対2だからエントリーする」
という話ではない。
先にチャートを見て、
「ここなら波に乗れそうだな」
「ここを下回ったら、
今回のトレードの前提が崩れるな」
「このあたりまでなら、
利益を狙えそうだな」
と考える。
そのうえで、
実際に数字に置き換えてみる。
すると、
「1対1.5だった」
「1対2になった」
「思ったよりリターンが小さくて、
1対1くらいだった」
なんてこともある。
でも、
それでいいんだよね。
リスクリワードで大切なのは
最初から理想の数字を
作ることではなく
自分が組み立てたトレードを
数字で確認すること
では、
そもそも「リスク」と「リワード」とは、
それぞれ何を表しているのか?
まずは、
リスクリワードの基本的な意味から見ていこう。
リスクリワードの意味――「どこまで負けて、どこまで狙うか」を数字にする
リスクリワードを理解するには、
まず、
「リスク」と「リワード」
この2つを分けて考えると分かりやすい。
リスクは、
そのトレードが
思った方向に進まなかったとき、
「どこまでの損失を想定するのか」
ということ。
一方のリワードは、
「思った方向に進んだとき、
どこまでの利益を狙うのか」
ということになる。
ここでいうリスクとリワードは、
エントリー前に想定する
損失側と利益側の値幅のこと。
実際にその価格まで到達するかどうかは、
また別の話なんだよね。



リワードって、
「リターン」とは違うの?



うん、似ているけど、
そこは、ちょっと使い方が違うんだよね。
リターンは投資で得られる利益や収益全般。
それに対してリワードは、
リスクリワードの中で、
「1回のトレードで、
どこまで利益を狙うのか」
という利益側の幅を表す言葉ってわけ。
だから、
そんなふうに考えておけば、
まずはOKだよ♪
では、
実際の株トレードに当てはめてみよう。
たとえば、
ある株を10,000円で買おうと考えたとする。
このとき、
「9,500円まで下がったら、
今回のトレードは違うな」
と判断して損切りするなら、
10,000円 → 9,500円
なので、想定する損失幅は500円。
反対に、
「上は11,000円くらいまでなら、
利益を狙えそうだ」
と考えたなら、
10,000円 → 11,000円
で、
想定する利益幅は1,000円になる。
つまり、
損失500円に対して、
利益1,000円。
この関係を数字にすると、
リスク1:リワード2
となる。
これが、
よく目にする
「1対2」
というリスクリワードだね。



「1対2」って聞くと、
利益が2倍になるってこと?



そうじゃないよ♪
ここは、
ちょっと注意したいところ。
「1対2」というのは、
損失1に対して、
利益2を狙う
位置関係になっている
という意味。
でも、実際にその利益まで届くかどうかは、
また別の話なんだよ。
だから、
「1対2だから勝てる」
という意味でもない。
あくまで、
これから行うトレードについて
想定する損失幅と
利益を狙う幅が
どんなバランスになっているのか?
それを確認しているんだよね。
ここが分かると、
リスクリワードの見方も少し変わってくる。
「1対2にしなきゃ」
と考えるのではなく、
自分が考えたトレードは
損益の可能性を
数字で見るとどうなっている?
と確認する。
この順番が大切。
チャートを見て、
値動きの方向や高値・安値、
押し戻しなどを確認する。
そして、
「このあたりまでなら、
トレードの前提が崩れない」
という損切り位置を考える。
さらに、
「このあたりまでなら、
値動きが続く可能性を狙えそう」
という利確位置の候補を考える。
その結果として、
リスクとリワードの関係が数字になる。
つまり、
リスクリワードは
数字を先に決めて
トレードを作るためのものではなく
チャートから組み立てたトレードを
損失と利益のバランスを
数字で確認するためのもの
この感覚を持っておくと、
「1対2」という数字にも振り回されにくくなるよ。
リスクリワード比と「損小利大」の考え方
リスクリワードを調べていると、
損小利大
という言葉も、
よく出てくる。
これは文字どおり、
損失は小さく抑えて
利益は大きく狙う
という考え方。
たとえば、
損切り幅が500円で、
利確までの幅が1,000円なら、
リスク1:リワード2
になる。
つまり、
「500円の損失を受け入れる代わりに、
1,000円の利益を狙う」
という形だね。



じゃあ、
リスクリワードが高いほど、
損小利大だから有利ってこと?



そこは、
ちょっと違うんだよね~♪
たしかに、損失幅より利益幅が大きければ、
数字のうえでは、
「損小利大」になるんだけど…
でも、
利益を狙う幅が大きければ、
そこまで株価が動いてくれる必要もある。
ってわけ。
たとえば、
チャート上では、
500円の上昇を狙えそうなのに、
「損小利大にしたいから、
1,500円の利益を狙おう」
と無理に利確目標を遠くしてしまえば、
数字だけは良く見えても、
そのトレードが現実的とは限らない。
逆に、
チャートの値動きから見て、
1,000円程度の上昇なら狙えそうだけど、
損切り幅も1,000円必要なら、
リスクリワードは
1対1
になる。
だから、
「損小利大にすること」
そのものを
最初から目的にしなくてもいい
大切なのは、
チャートを見て、
「どこまでなら、
このトレードの前提を維持できるのか?」
「どこまでなら、
値動きが続く可能性を狙えそうなのか?」
を考えること。
リスクリワードの結果として
損失より利益を大きく狙えるなら
損小利大になる
もし
期待する利益に対して
受け入れる損失が大きすぎるなら
そのトレードを見送る
という判断もある
つまり、
損小利大は
無理やり作る数字ではなく
チャートから組み立てた
トレードの結果として
確認するもの
この考え方を持っておくと、
「リスクリワードを1対2にしなきゃ」
ではなく、
「このトレードは、
損失と利益を数字で見ると、
どんなバランスになっているの?」
では、
「1対1」「1対2」「1対3」といった数字は、
具体的に何を表しているんだろう?
そして、
「リスクリワード比」と
「リスクリワードレシオ」は、
どう違うのか?
次は、
このふたつの言葉を整理しながら、
数字の意味をもう少し詳しく見ていこう。
リスクリワードレシオとは?――「1対2」の数字は何を表している?
前のセクションでは、
「リスク1:リワード2」
のように、
損失と利益の関係を数字で表すことを見てきたね。
ここで、
もうひとつ覚えておきたい言葉がある。
それが、
リスクリワードレシオ
「リスクリワード」と
「リスクリワードレシオ」。
似たような言葉が出てくるので、
ちょっと混乱するかもしれない。
そこで、まずは
つむトレでは、
この3つをこう整理しておこう。
つまり、
リスクリワードは
損失と利益の関係を考えること
そして、その関係を、
「1:2」という比率で表すのか、
「2.0」という数値で表すのか。
そこを区別しておくと、
それぞれの言葉の意味が分かりやすくなるよ。
ちなみに、実際の情報源では、
「リスクリワード」と
「リスクリワードレシオ」が、
ほぼ同じ意味で使われていることもある。
だから、
「どっちが正しい言葉なんだろう?」
な~んて、難しく考えなくて大丈夫♪
この記事では、
数字の見え方を分かりやすくするために、
この3つを区別して説明していくね。
リスクリワード比とリスクリワードレシオの違い
まず、
リスクリワード比
損失と利益の関係を
「1:2」のような比率で表したもの
たとえば、
損失幅が500円、
利益幅が1,000円なら、
500円:1,000円
なので、
1:2
と表すことができる。
これは、
「損失1に対して、
利益2を狙う形になっている」
ということを、
直感的に確認しやすい表し方だね。
一方の、
リスクリワードレシオ
この損失と利益の関係を
「2.0」のような
具体的な数値で表したもの
先ほどの例を
リスクリワードレシオにするなら、
利益幅1,000円に対して、
損失幅500円なので、
利益幅を損失幅で割ると、
1,000 ÷ 500 = 2.0
となる。
つまり、
リスクリワード比の
「1:2」という比率を
計算によって
リスクリワードレシオ
「2.0」という数値で表している
と考えると分かりやすい。



じゃあ、
「1:2」と「2.0」って、
結局は同じことなの?



うん。
表している損失と利益の関係は同じだよ♪
ただし、
使う場面によって、
分かりやすい表し方が違う。
たとえば、
チャートを見ながら、
「このトレードは、
損失1に対して、
利益2くらいを狙えそうだな」
と考えるときは、
「1:2」
と見たほうが、
全体のバランスを直感的につかみやすい。
一方、実際の価格幅を計算して、
損失幅500円、
利益を狙う幅1,000円だったとすると、
1,000 ÷ 500 = 2.0
と具体的な数字で確認できる。
つまり、
そんなふうに考えると、
使い分けが分かりやすいよ♪
ここは、
「どちらが正しい」という話ではなく、
同じ損失と利益の関係を
違う形で表している
と考えておけば大丈夫。
ここで、
リスクリワード比と
リスクリワードレシオの違いを
図解で整理しておこう。


そして、つむトレでは、
「1:2」という数字を
最初から作ることが目的ではない
チャートを見て、
「ここまで下がったら、
今回のトレードの前提は崩れる」
「ここまでなら、
利益を狙える可能性がありそう」
と考えた結果を、
1:2
あるいは、
2.0
という数字で確認する。
つまり、
数字を先に決めるのではなく
トレードを組み立てた
結果を数字で見る
この順番が大切なんだよね。
リスクリワードレシオは何を確認するための数字?
リスクリワードレシオで確認するのは、
そのトレードで想定している
損失と利益のバランス
たとえば、
損切りまでの幅が500円、
利確候補までの幅が1,000円なら、
リスクリワードレシオは、
2.0
になる。
逆に、
損切りまで500円なのに、
利益を狙える幅が500円なら、
1.0。
さらに、
損失幅500円に対して、
利益を狙える幅が1,500円なら、
3.0。
このように数字にすると、
「このトレードは、
損失に対して、
どれくらいの利益を
狙う形になっているのか?」
を確認しやすくなる。
ただし、
リスクリワードレシオが高ければ
すべてのトレードで
有利になるわけではない



じゃあ結局、
リスクリワードレシオの一番いい数字って、
一体いくつで見たらいいの?



これが一番いい、
という数字はないよ♪
たとえば、
レシオ3.0だから、
レシオ2.0より有利。
とは単純には言えない。
利益を狙う幅を
大きくすれば、
それだけ株価が目標価格まで
動く必要もあるからね。
もちろん、
目標まで届くかどうかは、
チャートの形や相場環境によっても変わってくるよ。
だから、
レシオ3.0を狙うより、
レシオ2.0を狙うほうが、
現実的なケースもあるってこと♪
大切なのは、
レシオの数字を高くすることではなく、
チャートから組み立てたトレードと
その数字が噛み合っているかどうか
そして、
レシオの数字だけでは、
実際の勝率までは分からない。
勝率や期待値との関係については、
このあと詳しく見ていこう。
つまり、
リスクリワードレシオは
トレードの答えを
出してくれる数字ではない
あくまで
自分が組み立てたトレードを
損失と利益のバランスという視点から
確認するための数字
ってこと。
リスクリワード比と、
リスクリワードレシオ…
このふたつは、別々の物差しではない。
同じ損失と利益の関係を、
見やすい比率で見るのか
計算した数値で見るのか
その視点の違いっていうだけ。
では次に、
実際の株トレードで、
エントリー価格
損切り価格
利確価格
から、
リスクリワードをどう計算するのか?
具体的な計算方法を見ていこう。
リスクリワードの計算方法――損切り幅と利確幅からレシオを求める
では、ここからは、
リスクリワードを、
実際にどうやって計算するのか?
というところを見ていこう。
リスクリワードは、
損失を想定する値幅と、
利益を狙う値幅を比べることで、
数字に置き換えることができる。
たとえば、
「このトレードでは、
損失を50円の値幅に想定して、
利益は100円の値幅を狙いたい」
と考えたとする。
この場合、
利益を狙う値幅は、
損失を想定する値幅の2倍。
つまり、
リスクリワード比は「1対2」、
リスクリワードレシオは「2.0」になる。
こうして数字にしてみると、
自分が考えているトレードが、
どんな損失と利益のバランスになっているのか、
確認しやすくなるんだよね。
ただし、
ここでひとつ気をつけたい。
最初から「1対2にしよう」と決めて、
損切りや利確の位置を
当てはめるわけではない。
まずはチャートを見て、
「どこまで下がったら、
今回のトレードの前提が崩れるのか?」
「どこまでなら、
現実的に利益を狙えそうなのか?」
を考える。
そのうえで、
損切り候補と利確候補から、
リスクリワードを確認していく。
この順番が大切。
では、まずは計算の基本から見ていこう。
リスクリワードの基本的な計算方法
リスクリワード比とリスクリワードレシオを確認するときは、
まずこの計算式を使うよ。
リスクリワードレシオ = 利益幅 ÷ 損失幅
リスクリワードの計算そのものは、
それほど難しくないよ。
利益を狙う値幅を、
損失を想定する値幅で割る。
こうして計算した数値が、
リスクリワードレシオになる。
そして、
その数値を比率で表したものが、
リスクリワード比。
たとえば、
損失を想定する値幅が500円で、
利益を狙う値幅が1,000円なら、
1,000円 ÷ 500円 = 2.0
となる。
つまり、
損失を想定する値幅に対して、
利益を狙う値幅は2倍。
リスクリワード比で表すと、
「1対2」になるわけだね。



ということは、
損失と利益の値幅を比べれば、
自分がどんなバランスで
トレードしようとしているのかが分かるんだね。



そうそう♪
ただ、
ここで大切なのは、
数字を計算できることだけじゃないんだよ。
たとえば、
計算した結果が「1対2」だったとしても、
それだけで良いトレードだとは言い切れない。
反対に、
「1対1.5」だったからといって、
必ず見送るべきだとも限らない。
その数字が、
自分の考えたトレードに見合っているのか?
そこを確認するために、
リスクリワードを使うんだよね。
リスクリワード比とレシオの計算例
損失を想定する値幅に対して、
利益を狙う値幅がどれくらいあるのか。
いくつかの数字を並べてみよう。
\ リスクリワード比とレシオの計算例 /
| 損失の想定値幅 | 利益を狙う値幅 | リスクリワード比 | レシオ |
|---|---|---|---|
| 500円 | 500円 | 1対1 | 1.0 |
| 500円 | 750円 | 1対1.5 | 1.5 |
| 500円 | 1,000円 | 1対2 | 2.0 |
| 500円 | 1,500円 | 1対3 | 3.0 |
このように、
損失を想定する値幅に対して、
利益を狙う値幅が何倍になっているのかを、
数字で確認できる。
ここで使っているのは、
1株あたりの株価の値幅だよ。
実際の損益は、
保有する株数によっても変わってくるからね。
そして、
もうひとつ覚えておきたいのが、
利益を狙う値幅を
大きくすれば
それだけ有利になるわけではない
ということ。
利益目標を遠くに置けば、
計算上のレシオは大きくなる。
でも、
そこまで株価が動いてくれるとは限らない。
だから、
数字だけを大きくすることに
意味があるわけじゃないってわけ。
ここで大切なのは、
数字を計算する前に、
トレードの組み立て方を考えておくこと。
その流れを整理すると、
こんな感じだよ。
チャートから
トレードの前提を考える
↓
どこまで下がったら
前提が崩れるのか損切り候補を考える
↓
どこまでの値動きを狙えそうなのか
利確候補を考える
↓
それぞれの値幅から
リスクリワードを計算する
↓
そのリスクを受け入れて
狙う価値があるのかを考える
つまり、
リスクリワードは、
損切りや利確の位置を決めるために、
最初から当てはめる数字ではないってこと。
チャートから考えたトレードが、
どんな損失と利益のバランスになっているのか。
それを確認するために使う。
この順番で考えていこう♪
損切り・利確の価格帯は、どうやって決める?
では、
リスクリワードの計算に使う
損失幅と利益幅は
どこから考えればいいの?
って、ギモン。
ここで必要になるのが、
チャートを見ること。
「どこまで下がったら、
今回の上昇という前提が崩れるのか?」
というところから考えてみる。
押し安値や直近の安値、
サポートラインなどは、
その判断材料になるよね。
一方で、
利益を狙う側も考えておきたい。
直近の高値やレジスタンスライン、
チャネルラインなどを見ながら、
「この先、
どこまでの上昇を狙えそうなのか?」
を考えていく。
フィボナッチ・リトレースメントや
エクステンションなども、
値動きの目安を考えるときの参考になる。
もちろん、
ラインを引いたからといって、
その価格で必ず反発したり、
上昇が止まったりするわけではない。
大切なのは、
特定のラインを正解として扱うことではなく、
今のチャートから
どこまでならトレードの前提が成立し
どこまでの値動きを狙えそうなのか
を考えることなんだよね。
ラインの引き方や使い方については、
それぞれの記事でも詳しく解説しているよ。
よかったら参考に読んでみてね♪
\ 合わせて読みたい /








こうして、
チャートから
損切り候補と利確候補を考えたら、
次に確認したいのが、
その2つの価格までの値幅ってわけ。
たとえば、
損切り候補までの値幅が大きいのに、
利確候補までの値幅が小さいとする。
その場合、
「このリスクを受け入れてまで、
この利益を狙うのかな?」
と、一度立ち止まって考えられるよね。
反対に、
利益を狙う値幅が十分にあったとしても、
そこまで株価が動く見込みが薄ければ、
数字だけを見て判断することはできない。
だから、
チャートから考えた
損切り候補と利確候補を、
リスクリワードで確認する。
その結果、
期待するリターンに対して、
受け入れるリスクが大きすぎると感じたら、
トレードを見送ることも選択肢になる。
もちろん、
レシオが大きければ、
必ず良いトレードになるわけではないよ。
大切なのは、
チャートから価格候補を考え
リスクリワードで
損失と利益のバランスを確認すること
こうして候補となる価格を考えたら、
実際の株価を使って計算してみよう。
株のエントリー価格・損切り価格・利確価格から計算する
では、
実際の株価を使って、
もう少し具体的に考えてみよう。
たとえば、
次のようなトレードを想定したとする。
・エントリー価格:1,000円
・損切り候補:950円
・利確候補:1,100円
この場合、
エントリー価格から損切り候補までは50円。
一方、
エントリー価格から利確候補までは100円になる。
つまり、
損失を想定する値幅は50円。
利益を狙う値幅は100円。
ということだね。
この2つを使って計算すると、
100円 ÷ 50円 = 2.0
リスクリワード比で表せば、
「1対2」になる。


こうして、
エントリー価格・損切り候補・利確候補が分かれば、
リスクリワードを計算できる。
ただし、
計算した結果が、
いつも「1対2」になるとは限らない。
たとえば、
損失幅が500円で、
利益幅が1,250円なら、
レシオは2.5。
利益幅が1,500円なら、
レシオは3.0になる。
逆に、
チャートから考えた損切り候補と利確候補で計算した結果、
「1対1.5」や「1対1」になることもある。
そんなとき、
数字だけを見て、
「1対2じゃないからダメだ」
と決めつける必要はないんだよね。
狙える値幅は、
そのときの相場環境やチャートの形によっても変わる。
だからこそ、
計算結果を見ながら、
「このリスクを受け入れて、
このリターンを狙う意味があるの?」
と考えてみる。
もちろん、
利益目標を大きくすれば、
そのぶん利益を得られる可能性が高くなる、
というわけではない。
レシオを大きく見せるために
現実的ではない利確目標を置かない
ここ、けっこう大切なポイントだよ♪
「1対2にする」ために損切り・利確位置を無理に動かさない
ここまで見てきたように、
リスクリワードは、
損失幅と利益幅を比べることで確認できる。
でも、
ここで気をつけたいことがあるんだよね。
それは、
「1対2にしたいから」
という理由だけで
損切りや利確の位置を無理に動かさないこと
たとえば、
チャートから考えた損切り候補までの値幅が500円で、
現実的に狙えそうな利益幅も
500円だったとする。
この場合、
リスクリワード比は「1対1」。
ここで、
「1対2にしたいから」と、
利確目標を1,000円先まで引き延ばしたらどうだろう?
数字のうえでは、
レシオは2.0になる。
でも、
チャートから見て、
そこまでの値動きを狙える根拠がなければ、
数字を整えただけになってしまう。
反対に、
レシオを良くしようとして、
損切り位置を必要以上に近づけると、
通常の値動きによる押し戻しで、
損切りにかかりやすくなることもある。



じゃあ、
リスクリワードを良くするために、
損切りや利確の位置を調整すればいい、
というわけじゃないんだね。



そういうこと♪
まずはチャートを見て、
「どこまで下がったら、
今回のトレードの前提が
崩れるのか?」
「どこまでなら、
利益を狙えそうなのか?」
を考える。
そのうえで、
計算したリスクリワードを見て、
そのトレードを選ぶかどうかを考えるんだよ。
ここで、
もうひとつ分けて考えておきたいことがある。
それは、
エントリーする前と、
エントリーした後では、
考えることが少し違うということ。
エントリー前は、
これから行うトレードについて、
損失と利益のバランスを確認する段階。
一方、
エントリー後は、
実際の株価がどう動いているかを見ながら、
事前に決めたルールに沿って対応していく段階ってこと。
では、
実際にエントリーしたあと、
株価が想定とは逆に動いたらどうするのか?
たとえば、
「ここまで下がったら、
今回のトレードの前提が崩れる」
と、あらかじめ損切り位置の候補を決めていたとする。
それなのに、
実際に株価が下がり始めると、
「もう少し待てば、戻るかもしれない」
と考えて、
損切りを先延ばしにしてしまうことって、
トレーダーあるあるじゃない?
だからこそ、
エントリー前に損切り位置を決めるだけでなく、
その価格に達したとき
きちんと手仕舞いできるようにしておくこと
も大切なんだよね。
その方法のひとつが、
逆指値注文などを活用すること。
利確についても、
あらかじめ決めた目標価格で手仕舞いする方針なら、
指値注文などを使う方法がある。
証券会社や注文方式によっては、
損切りと利確の注文を組み合わせて
管理することもできるよ。
ただし、
逆指値を設定しても、
急な値動きなどによって、
指定した価格と実際の約定価格が
異なる場合はある。
注文を出しておけば、
すべてが想定どおりになるわけではない。
だから、
注文方法の特徴も理解したうえで、
事前に決めたルールに沿って
対応できるようにしておきたいってわけ。
反対に、
エントリー後に上昇が続き、
当初の想定よりも強い値動きになった場合は、
どうなのか?
最初に決めた利確目標だけにこだわるのではなく、
トレンドの継続を確認しながら、
トレーリングストップなどで
損切り位置を引き上げる方法もある。
ただし、
値動きに合わせて対応するからといって、
その場の感情でルールを変えてしまっては意味がない。
あらかじめ決めたルールの範囲内で、
どう対応するのかを考えておくことが大切なんだよね。
もちろん、
こうした対応をしても、
利益が保証されるわけではない。
相場が急変することもあるし、
想定した価格で約定できない場合もある。
だからこそ、
エントリー前には、
損切り候補と利確候補からリスクリワードを確認する。
そして、
エントリー後は、
実際の値動きに応じて、
事前に決めたルールの範囲内で対応する。
リスクリワードは
数字を良く見せるためのものではない
自分が考えたトレードに
無理がないかを確認し
その後の値動きにも備えるためのもの
リスクリワードと勝率・期待値の関係――どちらだけ見てもトレードは判断できない
ここまで、
リスクリワード比の計算方法や、
実際のトレードでの使い方を見てきたね。
では、
リスクリワードの数字が良ければ
それだけで
有利なトレードになるの?
たとえば、
損失に対して、
利益を大きく狙えるトレードがある。
リスクリワード比でいえば、
1:3。
数字だけを見ると、
魅力的に感じるかもしれない。
でも、
その利益目標まで株価が届く可能性が
どれくらいあるのかは、
リスクリワードの数字だけでは分からない。
反対に、
利益を狙う幅が小さければ、
利確候補に届きやすくなることもある。
ただし、
それだけで勝率が高くなるとは限らない。
実際にどれくらい勝ちやすいかは、
チャートの形や相場の状況、
トレード手法などによって変わる。
つまり、
リスクリワードだけを見ても
そのトレードが有利なのかどうかは
判断できない
そこで、一緒に考えたいのが、
勝率
という視点。
そして、
勝率とリスクリワードを組み合わせて考えるときに、
重要になるのが、
期待値
という考え方。
ここからは、
リスクリワードと勝率がどう関係するのか、
そして、その2つを組み合わせると
何が見えてくるのかを整理していこう。
リスクリワードと勝率はどう関係する?
まず、
リスクリワードと勝率は、
それぞれ違うことを表している。
一方、
たとえば、
10回トレードして、
6回が利益になったなら、
勝率は60%。
このとき、
1回のトレードで、
想定する損失が1,000円、
狙う利益が3,000円なら、
リスクリワード比は、
1:3。
となる。
ただし、
この2つの数字は、
同じことを表しているわけではない。



じゃあ、
リスクリワードが
1:3なら、
勝率も高くなるってこと?



そこは別なんだよ♪
大きな利益を狙える形でも、
実際にそこまで株価が動くとは限らないからね。
たとえば、
利益を狙う幅を大きくすれば、
その目標に届くまでに
株価が大きく動く必要がある。
そのぶん、
利確候補まで届く前に反落することもある。
反対に、
利益を狙う幅を小さくすれば、
利確候補には届きやすくなるかもしれない。
でも、
1回あたりの利益も小さくなる。
もちろん、
実際にどの程度勝ちやすいかは、
チャートの形や相場の状況、
トレード手法などによって変わる。
だから、
リスクリワードが高ければ勝率が高い
というわけではない
同じように
勝率が高ければ
必ず利益が残るわけでもない
大切なのは、
リスクリワードだけを見るのでもなく、
勝率だけを見るのでもなく、
「どれくらいの割合で利益になり、
勝ったときと負けたときに、
それぞれいくらの損益が生じるのか?」
という組み合わせで考えること。
では、
この勝率と損益の関係を、
ひとつの数字で考えるにはどうすればいいのか?
そこで出てくるのが、
期待値
という考え方。
期待値とは?――勝率と利益・損失を組み合わせて考える
では、
勝率とリスクリワードを組み合わせて考えるときって、
何を見ればいいのか?
そこで出てくるのが、
期待値
ってわけ♪
期待値とは
1回のトレードあたり
平均してどれくらいの損益が
見込まれるか
を考えるための数字
もちろん、
次のトレードで実際にいくら儲かるのかを、
当ててくれる数字ではない。
あくまで、
同じ条件でトレードを繰り返したとき、
損益がどのような関係になると考えられるか
を確認するためのもの。
では、
具体的に見てみよう。
たとえば、
勝率が50%で、
勝ったときの利益が2,000円、
負けたときの損失が1,000円だったとする。
ここでは、
10回のうち5回勝ち、5回負けたと仮定して、
単純な損益を計算してみよう。
この場合、
10回トレードすれば、
単純な計算上は、
・5回の勝ち × 利益2,000円 = 10,000円
・5回の負け × 損失1,000円 = 5,000円
となる。
差し引きすると、
10,000円 − 5,000円 = 5,000円
10回のトレードで、
合計5,000円の利益になる計算だね。
1回あたりにすると、
5,000円 ÷ 10回 = 500円
つまり、
期待値は1回あたり+500円。
ということになる。
この例では、
勝率50%でも、
勝ったときの利益が負けたときの損失を上回るため、
期待値はプラスになる。
では、
勝率が同じ50%でも、
勝ったときの利益が1,000円だったらどうか?
・5回の勝ち × 利益1,000円 = 5,000円
・5回の負け × 損失1,000円 = 5,000円
差し引きすると、
5,000円 − 5,000円 = 0円。
この場合、
手数料などを考慮しなければ、
期待値は0円になる。
つまり、
同じ勝率50%でも、
勝ったときと負けたときの損益によって、
期待値は変わる。
ということなんだよね。



あっ!同じ勝率なのに
結果が全然違う!
そっか、
勝率が同じでも、
利益と損失のバランスによって
結果が変わるんだね。



そういうこと♪
だから、勝率だけでも、
リスクリワードだけでも、
トレード全体の損益は判断できないんだよ。
ここで、期待値の基本的な計算式も
押さえておこう。
たとえば、
勝率50%、平均利益2,000円、
負ける確率50%、平均損失1,000円なら、
0.5 × 2,000円 − 0.5 × 1,000円
= +500円
となる。
ここで使うのは、
目標として設定した利益や損失ではなく、
実際のトレード結果から求めた、
平均利益と平均損失
で考えることが基本になる。
エントリー前の計画では、
想定したリスクリワードを使って
トレードを検討できる。
一方、実際の期待値を確かめるときには、
過去のトレード結果を振り返り、
「実際には、
どれくらいの勝率だったのか?」
「勝ったときの平均利益は、
いくらだったのか?」
「負けたときの平均損失は、
いくらだったのか?」
を確認していく感じだよ。
なお、実際のトレードでは、
手数料やスリッページなどによって、
損益が変わることもある。
また、
過去の期待値がプラスだったとしても、
将来も同じ結果になるとは限らない。
だからこそ、
期待値は
利益を保証する数字ではなく
トレード成績や条件を検証するための
数字
という点も覚えておきたい。
さてさて、
ここまで見ていくと、
勝率が高いかどうかだけでは、
トレードの良し悪しを判断できないことが分かるよね。
では、なぜ、
勝率が高いのに、利益が残らない
ということが起こるのだろう?
次は、その理由を具体的に見ていこうー♪
勝率が高くても、利益が残るとは限らない理由
ここまで、
リスクリワードと勝率の関係、
そして期待値の考え方を見てきたけど…
では、
勝率が高ければ
トレードで利益を積み上げられるの?
というギモン、
持ったりしているんじゃないかな。
たとえば、
10回トレードして、
8回が利益になったとする。
この場合、
勝率は80%。
かなり高い数字に感じるよね。
ところが、
勝ったときの利益が1回あたり1,000円で、
負けたときの損失が1回あたり5,000円だと、
どうなるだろう?
10回のトレード結果を計算してみると、
・8回の勝ち × 利益1,000円 = 8,000円
・2回の負け × 損失5,000円 = 10,000円
となる。
差し引きすると、
8,000円 − 10,000円 = −2,000円。
つまり、
勝率80%でも、
合計では2,000円の損失になる。
ということになる。



えっ?
8割も勝っているのに、
最終的にはマイナスになるの?



そうなんだよね~
勝った回数が多くても、
負けたときの損失…
これが大きければ、
利益が残らないどころか、
マイナスになることもあるってこと。気をつけないとね♪
では、
今度は反対に考えてみよう。
10回トレードして、
勝ったのは4回だけだったとする。
この場合、
勝率は40%。
先ほどの例より、
勝率はかなり低いよね。
でも、
勝ったときの利益が1回あたり3,000円で、
負けたときの損失が1回あたり1,000円なら、
・4回の勝ち × 利益3,000円 = 12,000円
・6回の負け × 損失1,000円 = 6,000円
となる。
差し引きすると、
12,000円 − 6,000円 = +6,000円。
この場合は、
勝率40%でも、
合計では6,000円の利益になる。
もちろん、これは一定の利益額と損失額で
10回トレードしたと仮定した計算例。
実際の相場で、
毎回このとおりになるわけではない。
それでも、
勝率の高さと、
トータルで利益が残るかどうかは、
別の問題だということが分かるよね。
大切なのは、
「何回勝てるか?」
だけを見ることではない。
勝ったときに
どれくらいの利益が残るのか
負けたときに
どれくらいの損失が生じるのか
そして
その勝率と損益を組み合わせたとき
期待値はどうなっているのか
ここまで組み合わせて考える
ことが大切
ただし、
期待値がプラスだからといって、
すべてのトレードが
利益になるわけではない。
期待値は、あくまで一定の条件で
トレードを繰り返した場合の損益を考えるためのもの。
実際の結果は、
相場の状況やトレードの精度によって変わってくる。
だからこそ、
勝率だけを追いかけたり、
リスクリワードの数字だけを良く見せようとしたりするのではなく、
勝率・損益・期待値を組み合わせて
自分のトレードを検証する
この視点を持っておきたいね。
そして次のセクションでは、
よく目にする、
「リスクリワードは1:2が理想」
という考え方について、
具体的な数字を使いながら考えていこう。
1対1・1対2・1対3はどう違う?――「理想の比率」を決める必要はない
ここまで、
リスクリワードと勝率の関係、
そして、期待値の考え方について見てきた。
では、実際にトレードを考えるとき、
「1対1」
「1対2」
「1対3」
といった比率には、
どんな違いがあるんだろう?
リスクリワードについて調べていると、
「1対2が理想」
という説明を目にすることもあるよね。
たしかに、
損失に対して大きな利益を狙える形なら、
勝率との組み合わせによっては、
利益を残しやすくなる。
でも、
リスクリワードは
高ければ高いほどいい
という
単純な話ではない
利益を狙う幅を大きくすれば、
その価格まで株価が届くとは限らない。
逆に、
利益を狙う幅を小さくすれば、
利益を確定できる機会は増えるかもしれないけれど、
1回あたりの利益も小さくなる。
つまり、
リスクリワードの比率だけを見て
トレードの良し悪しを決めることはできない
そこで今回は、
1対1・1対2・1対3では、
数字のうえで何が変わるのか。
そして、
「1対2が理想」と言われるのはなぜなのか。
このあたりを整理しながら、
自分のトレードでリスクリワードをどう考えればいいのか、
一緒に見ていこう。
リスクリワード1対1・1対2・1対3を数字で比較する
まずは、
リスクリワードの比率が変わると
収支はどう変わるのか?
数字を使って比べてみよう。
ここでは、
比較しやすいように、
・1回の損失を10,000円
・トレード回数を10回
・勝率を50%(10回中5回勝ち、5回負け)
と仮定して計算してみよう。
つまり、
どの比率でも勝率は同じ。
変えるのは、
1回あたりに狙う利益の大きさだけだよ。
まず、リスクリワードが1対1の場合。
1回の損失が10,000円なら、
狙う利益も10,000円になる。
10回のうち5回勝てば、
10,000円 × 5回 = 50,000円
一方、
5回負けると、
10,000円 × 5回 = 50,000円
となる。
つまり、
利益50,000円 − 損失50,000円 = 0円
勝率50%でリスクリワードが1対1なら、
この単純な計算では、
収支はプラスマイナスゼロになる。
では、1対1.5ならどうだろう?
1回の損失が10,000円で、
狙う利益が15,000円なら、
15,000円 × 5回 = 75,000円
損失は先ほどと同じく
50,000円なので、
利益75,000円 − 損失50,000円 = +25,000円
となる。
さらに、1対2なら、
1回の損失が10,000円に対して、
狙う利益は20,000円。
5回勝った場合の利益は、
20,000円 × 5回 = 100,000円
損失は50,000円だから、
利益100,000円 − 損失50,000円 = +50,000円
という計算になる。
この違いをまとめたのが、
次の図解だよ。


こうして比べると、
勝率が同じ50%でも、
リスクリワードが変わることで、
計算上の収支が変わることが分かるでしょ♪



同じ回数だけ勝って
負けても、
利益を狙う幅が
大きいほうが、
収支は大きくなるんだね!



そうだね♪
ただし、ここでひとつ気をつけたいことがあるんだよ。
今回の比較では、
どの比率でも勝率を50%に固定しているけど、
実際のトレードでは、
利益を狙う価格を遠くに設定したからといって、そこまで株価が届くとは限らないってこと。
たとえば、
1対1なら届く可能性がある利確候補でも、
1対2や1対3にすると、
途中で株価が反転してしまうかもしれない。
つまり、
リスクリワードを
高く設定したからといって
実際の収支も
必ず大きくなるわけではない
今回の数字は、
あくまで、
勝率が同じだった場合の比較例なんだよね。
ここで押さえておきたいのは、
リスクリワードの比率によって
利益と損失の
バランスが変わる
ということ。
そして、
その比率が実際のトレードで
意味を持つかどうかは、
狙った利益を得られる可能性も含めて考える必要がある。
では、なぜ「1対2が理想」と言われることがあるんだろう?
次は、その理由を考えてみよう。
「1対2が理想」と言われる理由を考える
リスクリワードを比較すると、
「1対1より、
1対2のほうが収支は良くなりそう」
と感じるよね。
実際、
1回の損失に対して2倍の利益を狙えるなら、
勝率との組み合わせによっては、
すべてのトレードで勝たなくても、
プラスの収支を目指せる。
これが、
「1対2が理想」と言われる理由のひとつ。
たとえば、
1回の損失を1,000円、
1回の利益を2,000円とする。
この条件なら、
10回のトレードで5回勝ち、5回負けた場合、
利益は、
2,000円 × 5回 = 10,000円
損失は、
1,000円 × 5回 = 5,000円
となる。
差し引きすると、
10,000円 − 5,000円 = +5,000円
という計算になる。
では、勝率が50%を下回ったらどうだろう?
同じく、
1回の利益が2,000円、
1回の損失が1,000円なら、
10回中4回勝ち、
6回負けた場合でも、
利益は、
2,000円 × 4回 = 8,000円
損失は、
1,000円 × 6回 = 6,000円
となる。
つまり、
8,000円 − 6,000円 = +2,000円
という計算になる。
このように、
勝率が50%より低くても、
利益と損失の大きさによっては、
計算上プラスになる場合がある。
ここで、もうひとつの図解を見てみよう。
この図解では、
勝率とリスクリワード比の
組み合わせによって、
損益がどう変わるのかを比較しているよ。


このつむぎオリジナル図解では、
・勝率60%・リスクリワード1対1.5
・勝率50%・リスクリワード1対2
・勝率40%・リスクリワード1対3
という3つの組み合わせを比較している。
それぞれ勝率もリスクリワードも違うけど、
図解の条件では、
いずれもプラスの収支になっている。
つまり、
どのリスクリワードが
適しているかは
勝率との組み合わせによっても変わる
ということ。



じゃあ、1対2は、
勝率が50%くらいあれば利益を残せるし、
勝率が少し低くても、
プラスになる可能性があるから理想と言われるの?



そういう理由はあるよね♪
でも、ここで大切なのは、
1対2だけが正解というわけではないことなんだよ。
たとえば、
勝率が比較的高く、
1回あたりの利益が小さくても、
トータルでプラスを目指せるトレードもある。
反対に、
勝率が低めでも、
利益と損失のバランスによって、
プラスの期待値を目指せるトレードもある。
もちろん、
どちらも実際に利益が残るかどうかは、
過去のトレード結果や相場環境によって変わってくる。
さらに、ここまでの計算では、
手数料やスリッページなどを考慮していない。
実際のトレードでは、
こうしたコストも収支に影響する。
だから、
「1対2なら理想」
「1対2にすれば利益が残る」
と決めつけることはできないってわけ。
大切なのは、
自分のトレードでは
どのくらいの
勝率と利益・損失のバランスに
なっているのか?
を確認すること。
そのうえで、
自分のトレードに合ったリスクリワードを考えていく。
つまり、
リスクリワード比の1対2は
誰にとっても
当てはまる正解ではなく
勝率と組み合わせて考えるための
ひとつの目安
ということなんだよね。
では、反対に考えてみよう。
1対2よりも、
1対3、1対4と、
リスクリワードを高くしていけば、
トレードはもっと有利になるのかな?
次は、リスクリワードが高いこと自体に、
どんな注意点があるのかを見ていこう。
リスクリワードが高いほど、トレードは有利なのか?
ここまで見てきたように、
リスクリワードが1対1なら、
損失と同じ幅の利益を狙う。
1対2なら、
損失の2倍の利益を狙う。
1対3なら、
損失の3倍の利益を狙う。
こうして比べると、
「それなら、1対3や1対4のように、
できるだけ高いリスクリワードを
狙ったほうがいいんじゃない?」
と思うかもしれない。
たしかに、
同じ勝率で比較するなら、
1回あたりに狙う利益が大きいほど、
計算上の収支は良くなる。
でも、実際のトレードでは、
リスクリワードを
高く設定したからといって
その利益を得られる可能性まで
高くなるわけではない
ここが大切なポイント♪
たとえば、
チャートを見て、
1,000円の損失を受け入れる位置に損切りを置いたとする。
このとき、
1対1なら、1,000円の利益。
1対2なら、2,000円の利益。
1対3なら、3,000円の利益。
を狙うことになる。
数字だけを見れば、
1対3が最も魅力的に見えるよね。
でも、
その利益を狙う価格まで、
実際に株価が動いてくれるとは限らない。
たとえば、
すぐ上に過去の高値や
レジスタンス帯があるなら、
その先まで上昇するには、
売り圧力を乗り越える必要があるかもしれない。
それなのに、
「1対3にしたいから」
という理由だけで、
利確目標をその先に置いてしまうと、
数字のうえでは魅力的でも
チャートの値動きに合わないトレード
になる可能性がある
逆に、
上昇トレンドの勢いが強く、
高値更新が続いているような場面なら、
大きな値幅を狙える可能性もある。
つまり、
どこまでの利益を狙えるかは
リスクリワードの数字だけでは
決められない
チャートの構造や、
高値・安値の位置関係、
押し戻しの深さ、
トレンドの勢いなども見ながら、
現実的に狙える値幅を考える必要があるよ。



じゃあ、リスクリワードが高いかどうかより、
「その利益を狙えるチャートなのか?」
ということも大事なんだね?



そういうこと♪
数字が良く見えても、
その価格まで動く見込みが薄ければ、
その数字だけで有利とは判断できないんだよ。
そして、もうひとつ。
リスクリワードを高くしようとして、
損切り位置を無理に近づけるのも注意したい。
本来なら、
トレードの前提が崩れる位置まで
ある程度の値幅が必要なのに、
「損失幅を小さくすれば、
リスクリワードが良くなる」
と考えて、
損切り位置を近づけすぎてしまう。
すると、
通常の押し戻しでも損切りにかかり、
その後に株価が想定した方向へ動くこともある。
もちろん、
損切り位置を近づけること自体が
悪いわけではない。
大切なのは、
リスクリワードを良く見せるために
チャート上の根拠を無視して
価格を動かさないこと
損切り位置も利確目標も、
まずはチャートを見て考える。
その結果として、
どんなリスクリワードになるのかを確認する。
この順番を崩さないことが大切ってこと。
ここまでを整理すると、
リスクリワードが高いことと
そのトレードが有利であることは
同じではない
大切なのは、
自分が考えたトレードの前提に対して
その利益目標が現実的なのか
そして
その条件で
トレードする意味があるのか
を考えること。
リスクリワードは
高い数字を
目指すためのものではなく
チャートから組み立てたトレードを
数字の面から確認するための
物差し
この位置づけを忘れないようにしたいね。
では次に、
こうした考え方を実際の株トレードで、
どんな順番で使っていけばいいのか。
チャートを見てトレードを組み立て、
リスクリワードを確認する流れを見ていこう。
株トレードでリスクリワードをどう使う?――チャートから組み立てて数字で確認する
ここまで、
リスクリワードの意味や計算方法、
勝率・期待値との関係、
そして、比率の考え方について見てきた。
では、これらを実際の株トレードでは、
どんなふうに使えばいいんだろう?
たとえば、
「この株、上がりそうだな」
と思ったとする。
そこで、いきなり、
「損失はここまで」
「利益はこのくらい」
と数字を決めるのではなく、
まずはチャートを見て、
トレードを考えられる場面なのかを確認する。
そのうえで、
「どこまでなら、
今回のトレードの前提が成立するのか?」
「どこまでの値幅なら、
利益を狙える可能性があるのか?」
を考えていく。
そして、
損切り位置と利確候補が見えてきたら、
その値幅からリスクリワードを計算する。
そして最後に、
その数字を勝率や期待値と
照らし合わせながら、
「この条件で
トレードする意味があるのか?」
を考える。
つまり、
チャートからトレードを組み立てる
↓
リスクリワードを計算する
↓
勝率や期待値も確認する
↓
トレードするか、見送るかを判断する
この順番が大切になる。
では、まず最初の段階から見ていこっか♪
まずチャートを見る――RRを計算する前に「波に乗れそうか」を考える
リスクリワードを考えるとき、
最初に見るのは、
1対2や1対3といった数字ではない。
まずは
チャートそのものを見る
なぜなら、
どれだけリスクリワードの数字が良くても、
利益を狙えるような値動きの構造が見えなければ、
そのトレードが有利だとは
判断できないから。
たとえば、
株価が上昇トレンドにあるとする。
高値・安値の切り上げが続き、
押し戻しのあとに再び上昇する動きが見られる。
そんな場面なら、
「押し目をつけて、
もう一度上昇する可能性が
あるかもしれない」
と考えられるよね。
もちろん、
高値・安値が切り上がっているからといって、
必ず上昇が続くわけではない。
大切なのは、
今の値動きから
どんな展開を想定できるのか
そして、
その想定には
チャート上の根拠があるのか
を確認することなんだよね。
たとえば、
・高値・安値の切り上げが続いているか
・押し戻しが、
これまでの値動きと比べて
深くなっていないか
・上昇の勢いが弱まっていないか
・直近の高値やレジスタンス帯が
近くにないか
こうした点を見ながら、
今のチャートで利益を狙える余地がありそうかを考える。



なるほど。リスクリワードを計算する前に、
そもそも上昇を狙えるような形なのか、
というところを見るんだね?



そうだよ♪
数字を先に決めるんじゃなくて、
まずはチャートを見て、
どんな値動きを想定できるのか。
その想定に根拠があるのか。
ここから考えるってこと。
たとえば、
上昇トレンドが続いていても、
すぐ上に強いレジスタンス帯があるなら、
そこから先の値幅は限られるかもしれない。
反対に、
高値更新が続き、
押し戻しも浅く、
上昇の勢いが維持されているなら、
もう一段上を狙える可能性も考えられる。
ただし、
チャートの形が良さそうに見えても、
その先の値動きを確実に予測できるわけではない。
だからこそ、
「上がりそうだから買う」
だけで終わらせず
なぜ
ここから上昇を狙えると考えるのか
まで整理しておきたい。
そして、
トレードを考えられる場面だと判断したら、
「どこまで下がったら、
今回の見立てが崩れるのか?」
「どこまでなら、
利益を狙える余地がありそうなのか?」
という具体的な価格帯を考えていく。
ここから先は、
損切り位置と利確候補を決める段階だね。
次は、
その価格帯をどう考え、
リスクリワードの計算につなげていくのかを見ていこう。
損切り位置と利確候補を決めてからRRを計算する
チャートを見て、
「この場面なら、
上昇を狙える可能性がありそうだ」
と考えたら、
次に確認したいのが、
「どこまでなら、
今回のトレードの前提が成立するのか?」
ということ。
ここで考えるのが、
損切り位置と利確候補。
たとえば、
上昇トレンドの中で、
押し目買いを考えているとする。
高値・安値の切り上げが続いていて、
一時的に株価が下がったところを狙いたい。
このとき、
単に「ここまで下がったら損切り」と決めるのではなく、
「どこまで下がったら、
上昇を狙うという前提が崩れるのか?」
を考える。
押し安値や直近の安値、
サポート帯などを確認しながら、
今回のトレードの見立てが崩れる価格帯を探していくってわけ。
もちろん、
その価格に到達する前に損切りする判断もあり得るし、
どの価格を採用するかは、
チャートの形やトレードの考え方によって変わってくる。
大切なのは、
リスクリワードを
良く見せるためではなく
トレードの前提に沿って損切り位置を考えること
ということだね。
では、
利益を狙う価格はどう考えればいいのか?
こちらも、
最初から「1対2にしたい」と決めるのではない。
直近の高値やレジスタンス帯、
過去に株価が止められた価格帯などを確認しながら、
「どこまでなら、
利益を狙える余地がありそうか?」
を考えていく。
上昇の勢いや、
その先にある価格帯との
位置関係も見ながら、
利確候補を検討するってこと。
こうして、
・エントリーを考える価格
・損切り候補の価格
・利確候補の価格
が見えてきたら、
それぞれの価格から値幅を計算する。
たとえば、
エントリー価格が1,000円。
損切り価格が950円。
利確候補が1,100円だったとする。
この場合、
損切りまでの幅は50円。
利益を狙う幅は100円。
だから、
100円 ÷ 50円 = 2.0
となり、
リスクリワード比は1対2になる。
ただし、
この数字は、
あくまで設定した価格まで動いた場合の値幅を比較したもの。
実際に1,100円まで上昇するかどうかは、
別の話になる。
また、
株価が損切り価格に達したとしても、
必ずその価格で売却できるとは限らない。
急落や窓開けなどが起きれば、
想定した損失を超える可能性もある。
だからこそ、
リスクリワードの数字だけで
安心するのではなく、
価格を決めた根拠も確認しておきたい。



つまり、
先にチャートから損切り位置と利確候補を考えて、
その値幅を使ってRRを計算するんだね?



そう♪
1対2を作るために価格を動かすんじゃなくて、
考えたトレードが数字のうえではどうなっているのか、
あとから確認するんだよ。
そして、
計算した結果が1対2ではなく、
1対1.5だったとしても、
それだけで悪いトレードとは決まらない。
逆に、
1対3という数字になったとしても、
その利確候補まで
株価が動く見込みが乏しければ、
数字だけを見て有利とは判断できない。
大切なのは、
リスクリワードの比率を
理想の数字に合わせることではなく
チャートから考えたトレードを
数字で確認すること
この順番を意識しておこう。
ではでは、
損切り位置と利確候補を考え、
リスクリワードを計算できたら、
それだけでトレードを実行していいのか?
最後にもう一段、
勝率や期待値と照らし合わせながら、
実際にトレードするかどうかを考えていこう。
計算結果を勝率・期待値と照らし、トレードするかを判断する
損切り位置と利確候補を決めて、
リスクリワードを計算した。
では、
その数字が分かれば、
すぐにトレードしていいのか?
もちろん、
それだけでは判断できない。
リスクリワードは、
損失に対して、どれくらいの利益を狙う形になっているのかを示す数字。
でも、
その利確候補まで株価が動く可能性が
どれくらいあるのか?
までは教えてくれない。
そこで確認したいのが、
自分のトレードの勝率や期待値
たとえば、
過去に同じような条件でトレードしてきたなら、
・どのくらいの割合で利益になっているのか
・勝ったときと負けたとき、
それぞれ平均して
いくらの損益になっているのか
・その結果、トータルで
どのくらいの期待値になっているのか
こうした実績を振り返ることで、
今回考えているトレードを、
もう少し具体的に評価できるようになるよ。
ただし、
過去の勝率や期待値が、
次のトレードでもそのまま再現されるとは限らない。
相場環境が変われば、
同じ手法でも結果が変わることがあるからね。
だから、
数字を確認するときは、
「過去の実績が良いから、今回も勝てる」
と考えるのではなく、
「自分のトレードには、
どんな傾向があるのか」
を知るための材料として使いたい。



じゃあ、RRが1対2で、
過去の期待値もプラスなら、
トレードしていいってこと?



それだけで決めるわけじゃないよ♪
数字だけじゃなくて、
今のチャートが自分の考えた条件に合っているかも確認したいんだよね。
たとえば、
過去のトレードで、
リスクリワード1対2の条件が良い結果につながっていたとする。
それでも、
目の前のチャートで
上昇の勢いが弱まっていたり、
すぐ上に強いレジスタンス帯があったりすれば……
同じように利益を狙えるとは限らない。
反対に、
リスクリワードが1対1.5だったとしても、
チャートの構造に無理がなく、
自分のトレード方針にも合っているなら、
検討する余地はある。
つまり、
リスクリワードの数字だけで
トレードするかどうかを
決めるわけではない
チャートから考えたシナリオ、
損切り位置と利確候補、
リスクリワード、
そして自分の勝率や期待値。
こうした情報を組み合わせながら、
そのトレードを選ぶ理由があるのかを考えるんだ。
もちろん、
すべての条件がそろったように見えても、
損失になることはある。
だからこそ、
ここで目指したいのは、
毎回のトレード結果を当てることではない。
自分が考えた条件に沿って
トレードするか
見送るかを判断すること
その判断を、
次のトレードにもつなげていくことなんだよね。
ここまでの流れを整理すると、
チャートから
トレードの可能性を考える
↓
損切り位置と利確候補を決め
RRを計算する
↓
勝率や期待値も確認し
トレードするかを判断する
という順番になる。
リスクリワードは、
この流れの中で、
自分のトレードを数字で確認するためのもの。
・数字に判断を任せるのではなく、
・数字を判断材料のひとつとして使う。
ここを忘れないようにしたいね。
そして、
ここまで見てきたように、
リスクリワードは便利な数字ではあるけど、
それだけで
すべてを判断できるわけではない。
次のセクションでは、
リスクリワードだけでは判断できないことを、
もう一度整理していこう。
リスクリワードだけでは判断できない――数字を「物差し」として使う
ここまで、
リスクリワードの意味や計算方法、
勝率・期待値との関係、
そして、実際のトレードでの使い方について見てきたね。
リスクリワードを使えば、
「損失に対して、
どれくらいの利益を狙う形に
なっているのか?」
を、数字で確認できる。
でも、
ここでひとつ覚えておきたいことがある。
リスクリワードの数字だけでは
そのトレードが有利かどうかまでは
判断できない
たとえば、
リスクリワードが1対3なら、
1対1よりも大きな利益を狙える形になっている。
でも、
その利益を狙う価格まで、
株価が動いてくれるとは限らない。
逆に、
1対1だからといって、
必ずしも悪いトレードになるわけでもない。
つまり、
数字が良く見えることと
実際に利益を得やすいことは
別の話
だからこそ、
リスクリワードを
万能な判断基準にするのではなく、
自分のトレードを考えるための
ひとつの「物差し」として使うことが大切なんだよね。
では、
リスクリワードの数字だけでは分からないことを、
もう少し具体的に見ていこう。
リスクリワードだけでは、勝率は分からない
リスクリワードを見れば、
損失に対して、
どれくらいの利益を
狙う形になっているのかが分かる。
たとえば、
リスクリワードが1対2なら、
損失幅の2倍の利益を狙う形。
1対3なら、
損失幅の3倍の利益を狙う形になる。
ここまでは、
数字から確認できるよね。
でも、
その利益を狙う価格まで
どれくらいの確率で
株価が動いてくれるのか?
これは、
リスクリワードの数字だけでは分からない。
たとえば、
同じ1対2のトレードでも、
上昇トレンドが続き、
高値・安値の切り上げが見られる場面と、
上昇の勢いが弱まり、
すぐ上にレジスタンス帯が迫っている場面では、
その先の値動きを考えるための条件が違う。
どちらも、
損失幅と利益を狙う幅だけを比べれば、
リスクリワードは1対2になるかもしれない。
それでも、
チャートの構造や相場環境が違えば、
同じように利益を狙えるとは限らない。



じゃあ、
リスクリワードが1対2だから、
勝率も高いはず……
とは言えないんだね?



そう♪
リスクリワードは、
利益と損失の幅を比べる数字だからね。
勝率まで教えてくれるわけじゃないんだよ。
では、
勝率はどうやって考えればいいのか?
ひとつの方法は、
自分が過去に行った
トレードを振り返ること。
たとえば、
同じ手法や似たような条件で、
どのくらい利益になり、
どのくらい損失になったのかを確認する。
そうすれば、
自分のトレードにどんな傾向があるのかを、
少しずつ把握できるようになる。
ただし、
過去の勝率が分かったからといって、
次のトレードでも
同じ結果になるとは限らない。
相場環境が変われば、
これまで機能していた条件が、
うまく機能しなくなることもあるからね。
だから、
リスクリワードから
勝率を推測するのではなく
勝率は勝率として
別に確認する
そのうえで、
チャートの状況や期待値なども合わせて考える。
こうして、
それぞれの情報を組み合わせることで、
トレードを多角的に判断できるようになる。
そして、
数字を確認した結果、
リスクリワードが、
良い形になっていたとしても、
それだけでトレードを実行するとは限らない。
次は、
数字だけではなく、
チャートそのものを見て判断することの大切さを考えていこう。
数字が良くても、チャートの形が悪ければ見送る
ここまで見てきたように、
リスクリワードは、
損失に対して、
どれくらいの利益を狙う形になっているのかを数字で確認するもの。
でも、
数字が良ければ
それだけで
トレードする価値があるのか?
というと、
そうとは限らないんだよね。
たとえば、
損失幅が500円で、
利益を狙う幅が1,500円なら、
リスクリワードは、
1:3。
数字だけを見れば、
損失幅に対して、
大きな利益を狙える形になっている。
でも、
ここでチャートを見てみよう。
エントリーしたすぐ上に、
過去の高値や強い上値抵抗があるとしたら?
そこが意識されて、
株価が押し戻される可能性もあるよね。
その場合、
1,500円の利益を狙う設定にしていても、
そこまで上昇するだけの余地が
十分にあるとは限らない。
つまり、
計算上は
リスクリワードが良くても
チャートが
その利益を狙える形になっている
とは限らない
ということ。
逆に、
リスクリワードが1:1だったとしても、
上昇トレンドの構造が維持されていて、
押し戻しから再び上昇する余地があり、
自分のトレード条件にも合っているなら、
数字が1:2ではないという理由だけで、
必ずしも見送る必要はない。
もちろん、
1:1ならどんなトレードでもよい、
という意味ではないよ。
大切なのは、
リスクリワードの数字が
実際のチャートの
状況とかみ合っているかどうか



じゃあ、リスクリワードを計算したあとも、
チャートを見て判断する必要があるんだね?



そうだよ♪
数字だけを見ていると、
実際には狙いにくい利益を目標にしていても、
気づきにくいことがあるからね。
だからこそ、
・トレードの前提となる値動きが
崩れていないか
・利益を狙う先に、
強い上値抵抗などがないか
・直近の高値や値動きの勢いから見て、
利益目標までの上昇余地があるか
こうした点も、
合わせて確認しておきたい。
そして、
チャートの形が悪いと感じるなら、
リスクリワードの数字を
良く見せるために
無理にトレードを組み立てない
条件が合わなければ、
見送るという判断もできる。
リスクリワードは、
トレードする理由を
無理に作るための数字ではないんだよ。
では、
ここまでの話を踏まえて、
リスクリワードを実際の判断の中で
どう位置づければいいのか。
最後に、
この数字の使い方を整理してみよう。
リスクリワードは「狙う価値があるか」を確認する物差し
ここまで、
リスクリワードの意味や計算方法、
勝率・期待値との関係、
そして実際のトレードでの使い方を見てきた。
その中で、
繰り返し伝えてきたことがある。
それは、
リスクリワードは
良いトレードを決めてくれる
数字ではない
ということ。
たとえば、
「リスクリワードが1:2だから買う」
「1:3なら、もっと有利だから買う」
そんなふうに、
数字だけでエントリーを決めるわけではない。
まずはチャートを見て、
「どんな値動きを狙うのか?」
「どこまでなら、
今回のトレードの前提が成立するのか?」
「どこまでの利益なら、
現実的に狙えそうなのか?」
を考える。
そのうえで、
損切りまでの幅と利益を狙う幅を
数字に置き換え、
リスクリワードを確認する。
さらに、
自分の過去のトレードから分かる
勝率や期待値も、
判断材料に加えていく。
こうして、
複数の視点からトレードを考えるってこと。



つまり、
リスクリワードは、
トレードするかどうかを
代わりに決めてくれるものじゃないんだね。



そう♪
自分が考えたトレードを、
数字で確認するための物差しなんだよ。
ここで、
もう一度整理してみよう。
リスクリワードを見ることは
理想の数字に合わせることではない
チャートから組み立てたトレードについて、
どれくらいの損失を受け入れ
どれくらいの利益を狙う形に
なっているのか
その関係を確認すること。
そして、
その数字だけで判断するのではなく、
チャートの形や勝率、期待値なども合わせて、
この条件で
トレードを選ぶ価値があるのか?
を考えるために使う。
もちろん、
こうして判断したからといって、
毎回利益になるわけではない。
想定した方向に動かず、
損失になることもある。
だからこそ、
一度の結果だけで
判断するのではなく
実際のトレードを振り返りながら
自分の判断と結果の関係を確認していくことも大切になる
数字に相場を合わせるのではなく
相場を見て
数字を確認し
そのうえでトレードを選ぶ
これが、
つむトレ流のリスクリワードの使い方♪
〖まとめ〗リスクリワードは「理想の数字」ではなく、トレードを確認する物差し
ここまで、
リスクリワードについて、
「そもそも、どんな数字なのか?」
「どうやって計算するのか?」
「勝率や期待値とは、どう関係するのか?」
そして、
「実際の株トレードで、
どう使えばいいのか?」
という順番で見てきた。
最後に、
この記事で伝えたかったことを
整理しておこう。
まず、
リスクリワードとは
損失に対して
どれくらいの利益を
狙う形になっているのか
その関係を
数字で確認するためのもの
たとえば、
損失幅が500円で、
利益を狙う幅が1,000円なら、
リスクリワードは1:2になる。
ただし、
これは1,000円の利益が保証されるという意味ではない。
あくまで、
損失幅と利益を狙う幅の関係を
数字に置き換えたもの。
そして、
ここで大切なのが、
「1:2が理想だから、
1:2になるようにトレードを組み立てる」
という考え方にしないこと。
リスクリワードの数字を先に決めて、
損切り位置や利確目標を
無理に動かしてしまえば、
チャートの状況と合わなくなることもある。
だからこそ、
まずはチャートを見て、
「どんな値動きを狙うのか?」
「どこまでなら、
トレードの前提が成立するのか?」
「どこまでの利益なら、
現実的に狙えそうなのか?」
を考える。
そのうえで、
損失幅と利益を狙う幅を数字に置き換え、
リスクリワードを確認する。
さらに、
勝率や期待値も合わせて見ながら、
「この条件で、
トレードを選ぶ価値があるのか?」
を考えていく。
これが、
リスクリワードを使うときの基本的な考え方なんだよね。



なるほど。
リスクリワードの数字を良くすることが目的じゃなくて、
自分が考えたトレードを、
数字で確認するために使うんだね。



そうそう♪
数字だけで勝てるかどうかが分かるわけじゃないからね。
チャートを見て、
リスクとリターンの関係を数字で確認して、
そのうえでトレードするかどうかを考える。
そのための物差しなんだよ。
もちろん、
どれだけ考えてトレードを選んでも、
毎回利益になるとは限らない。
想定した方向に動かず、
損失になることもある。
だからこそ、
1回の結果だけで判断するのではなく、
実際のトレードを振り返りながら、
「想定したリスクは適切だったのか?」
「期待したリターンは、
相場の状況に合っていたのか?」
「勝率や期待値は、
どう変化しているのか?」
といった点も確認していきたい。
そうやって、
自分のトレードを振り返り、
次の判断につなげていく。
リスクリワードは
理想の数字を
追いかけるためのものではない
自分が組み立てたトレードを
数字で確認するための
物差し
そして
数字に相場を合わせるのではなく
相場を見て
数字を確認し
そのうえでトレードを選ぶ
これが、
つむトレ流の
リスクリワードの考え方なんだよね♪
1回の利益を追いかけるのではなく、
どんなリスクを受け入れ、
どんなリターンを狙うのか。
その判断を、
一つひとつ積み重ねていこう♪
ここまで読んでくれて、ありがとう!
当ブログ「つむトレ」では、株式投資やトレードにかかわる情報をいろいろ配信していきます。
また遊びに来て下さいね♪



では次の配信をお楽しみに♪
風雅なスイング投資家のつむぎでした!



まったね~♫ ♪
\ 合わせて読みたい /




― おまけ ―
レンの放課後トークルーム



さてさて、みんな!
つむぎ先生の授業はここまでだよ〜
超~ごぶさた!
おまけのコーナーだね♪
リスクリワードの意味や計算方法、勝率・期待値との関係……。
ちょっと数字の話が多かったけど、
最後まで付き合ってくれてありがとう♪
……え?
「理屈は分かったけど、
実際のチャートでは、
どうやって確認するの?」って?
うんうん、
そこ、気になるよね!
というわけで、
ここからは、
レンのゆる〜い放課後トークタイムコーナー~!
気楽にゆるっと付き合ってね!
TradingView公式サポート
「ロング/ショートのポジション描画ツールの使い方」
まず、紹介するのが、
TradingViewが公開している公式サポート。
「損切りと利確の位置を決めたら、
リスクリワードの数字を確認してっと…
えーと、損切り位置がここにして…
利確位置がこのへんで…」



(´∀`)) フフフ……
リスクリワードを設定、
大変そうだね?
そんなとき、
便利なツールがあるんだよね~♪
リスクリワードを計算するとき、
毎回手作業で値幅を計算する方法もあるんだけど…
でも、毎回それを手作業だと大変じゃない?
実際のチャート上で、
損切り位置や利確目標を動かしながら、
リスクリワードを確認できたら便利だよね。
そこで紹介したいのが、
TradingViewのポジション描画ツール~!
「まずは基本から知りたい!」
という人におすすめなのが、
TradingView公式の使い方ガイド。
チャート上でエントリー・損切り・利確の位置を設定して、想定される損益やリスクリワード比を簡単に確認できるんだよ。
価格を動かしながら、損失と利益のバランスをチェックできるってトコが超~便利♪
初めて使う人は、
まずここで操作方法を確認してみてね!
🔗 参考リンク:
TradingView公式サポート「How to use Long and Short Position drawing tools」
Position Tool — 公開インジケーター
もうひとつは、
TradingViewの公開スクリプトとして掲載されている「Position Tool」。
こちらも、ポジションの価格設定やリスクリワードの確認に役立つツールだよ。
「数字をサッと確認したい!」
という人は、
どんな機能があるのか、
公開ページをチェックしてみよう。
ただし、公開スクリプトは、TradingViewに標準搭載されている描画ツールとは別のもの。
使う場合は、掲載ページで機能や使い方を確認して、自分のチャート環境に合うかどうかを見ておこうね。
🔗 参考リンク:
TradingView「Position Tool」公開スクリプト
どうだったかな~?
こうしたツールを使えば、
損切りと利確の位置を設定して、
リスクリワードを確認する作業がグッとラクになるよ♪
ただし、
ひとつだけ忘れないでね。
つむぎも言ってたように、
リスクリワードの数字が良いからといって、
そのトレードが有利だとは限らない!
まずはチャートを見て、
どんな値動きを狙うのか、
どこまで利益を狙えそうなのかを考える。
そのうえで、
ツールを使って数字を確認する。
数字に合わせて
トレードを組み立てるんじゃなくて、
自分が考えたトレードを、数字で確認する。
この順番が大切なんだよね♪
便利なツールは、
あくまで心強いサポート役だよ。
うまく活用して、
トレードの準備に役立てていこうー!



ではでは、今回のおまけコーナーはここまで!
次の配信もお楽しみに〜♪
風雅なスイング投資家(つむぎのアシスタント)のレンでした!
まったね~♫ ♪

