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    フィボナッチの使い方!株の“黄金比”に集まる心理収束点を狙う再現性トレード

    フィボナッチの黄金律|心理収束点に集まる相場の法則―by投資家つむぎのトレード風雅
    つむぎ

    こんにちは!風雅なスイング投資家のつむぎです!
    ようこそ「つむトレ」へ

    レン

    こんにちは!つむぎのアシスタントのレンです!

    フィボって、引いたのに効かないよね…
    61.8%で止まると思ったのに、抜けた…」
    押し目だと思ったら、そのまま崩れた…

    チャートを見ながら、
    フィボナッチを引いては、
    “期待した場所で反応しない相場”
    モヤっとした経験するって、よくある話。

    ・押し目買いのつもりが、さらに下へ
    ・利確ポイントだと思ったのに、まだ伸びる
    ・あとから見ると「意識されてたの、そこじゃない…」

    そんな場面が続くと、
    だんだんこう思い始めてしまう。

    フィボナッチって、結局どこまで信用できるの?」って。

    でも、それって、
    “フィボの使い方そのもの” を誤解しているだけだったりする。

    そもそもフィボナッチは、
    未来をピタリと当てる魔法のラインじゃない。

    相場の上下動の中で、
    人の心理や意思決定が集まりやすい“帯”を可視化する道具

    だから、
    そこに来たら必ず反転する、なんてことは言わない。
    でも――
    反応・攻防・迷いが生まれやすい場所であることは、確か。

    つむぎ

    本日の風雅なトレードテーマはコレ!

    レン

    じゃじゃーん!

    フィボナッチの使い方
    株の“黄金比”に集まる心理収束点を狙う
    再現性トレード

    今回は「フィボナッチの使い方」をテーマに、
    押し目買いや利確テクニックの話ではなく、

    ・なぜ、そこが意識されやすいのか
    ・なぜ、反応が出たり出なかったりするのか
    ・なぜ、上下どちらにも使えるのか

    そんな“背景にある考え方”から整理していくよ。

    この記事で扱うフィボナッチは、
    「美の比率」でも
    「自然界の神秘」でもない。

    人間の心理と意思決定が、
    時代を超えて収束しやすい傾向――
    それを相場に持ち込んだフレーム
    としてのフィボナッチ。

    この記事を読むと、
    こんなことが分かるようになるよ ♪

    • フィボナッチを「当てにいく道具」にしなくていい理由
    • なぜフィボは、下にも上にも“同じ考え方”で使えるのか
    • 相場が反応しやすい「心理収束点」の正体
    • フィボ到達=即エントリーが危険な理由
    • 反転・失速・様子見をどう観察すればいいのか
    • フィボを使って再現性を高める、エントリーと損切りの考え方

    フィボナッチは、
    未来を決めつけるための線じゃない。
    人の意識が重なりやすい場所を“確認するための補助線”

    この位置づけが腹落ちすると、
    フィボは
    振り回される存在じゃなく、
    相場を冷静に観察するための心強いフレームに変わる。

    じゃあ、
    フィボナッチの“正しい使い方”って、何なのか?

    まずは結論から、
    つむぎと一緒に整理していこう。

    Contents

    フィボナッチの使い方|結論:黄金律は“心理収束点”を確認するための補助フレーム

    まずは結論から。
    この記事で伝えたい
    「フィボナッチの使い方」は、これ。

    フィボナッチ
    未来を当てにいく道具じゃない
    人の深層心理意思決定が集まりやすい“心理収束点”
    波動の中で確認するための補助フレーム

    ― 投資家つむぎのトレード風雅 ―

    これが、つむぎの答え。

    フィボを引いた瞬間に、
    「ここで止まる!」
    「ここで反転する!」
    そう決め打ちしたくなる気持ち、分かるよ。

    でもね、
    その使い方をすると、
    フィボは一気に当たらない指標になる。

    レン

    え、でも…フィボって、
    止まる位置を当てるためのものじゃないの?

    つむぎ

    そう思われがちだよね。
    でも実は、
    “止める力”じゃなくて
    “集まりやすさ”を見る道具
    なんだよね。

    ここを取り違えると、
    フィボは一生“効いたり効かなかったり”の存在になる。

    結論|フィボナッチは「引く位置」より「集まる理由」で使う

    フィボナッチの話になると、
    どうしても焦点が当たりがちなのが、ここ。

    ・どこから引くか
    ・高値安値は正しいか
    ・ヒゲを含めるか、実体か

    もちろん、これも大事。
    でも、もっと大事なのは別のところ。

    なぜ、その価格帯が意識されやすいのか?

    フィボナッチは、
    「この比率だから正しい」
    「黄金比だから効く」
    …という道具じゃない。

    多くの人が、
    “そろそろ…”と判断しやすい価格帯が
    結果として、似た比率に集まってきた。

    それを
    あとから整理した“経験則のフレーム”が
    フィボナッチ比率。

    つまり、見るべきは――
    ラインそのものじゃなくて、
    そこに集まる人の判断。

    レン

    じゃあ、正確に引けてなくても意味はあるの?

    つむぎ

    あるよ。むしろ、
    “ぴったり合ってるか”より
    “意識されてそうか”の方が大事

    フィボは定規じゃない。
    心理の密集地帯を探すための、ざっくりした物差し。

    そう考えると、
    一気に使いどころがクリアになる。

    フィボナッチの使い方は、
    ラインで売買を決めることではなく、
    相場の反応を観察するためのフレームとして使う

    相場が止まるのは、黄金比に“注文と思惑”が重なるから

    相場が止まるときって、
    実は「魔法の比率」が働いているわけじゃない。

    止まる理由は、もっと現実的。

    そこに、
    注文と思惑が重なっているから。

    ・押し目だと思って待っている買い
    ・利確しようと構えている売り
    ・ブレイク失敗を警戒する様子見
    ・損切りを置いている人たち

    こうした人の判断が、
    特定の価格帯に集まる。

    フィボナッチ比率の周辺では、
    この“集まり”が起きやすい。

    だから、

    ・反応が出やすい
    ・失速しやすい
    ・攻防が生まれやすい

    でも――
    必ず反転するわけじゃない。

    レン

    じゃあ、止まらずに抜けるのも普通?

    つむぎ

    もちろん。
    むしろ、勢いが強ければ抜けて当然

    フィボは
    「止まる場所」じゃなく
    “止まりやすい事情が集まる場所”

    だからこそ、

    ・反応を見る
    ・勢いを測る
    ・次の判断材料にする

    この“観察フレーム”として使うのが正解。

    だから、
    フィボナッチを引いた時点では
    まだ何も決めなくていいってことだよ。

    フィボナッチ比率周辺に注文と投資家心理が集中し、反発や失速が起こりやすい仕組みを示した図解―by投資家つむぎのトレード風雅(つむぎメモ0194)
    フィボナッチ比率周辺に注文・心理が集中するイメージ

    まとめるね。

    フィボナッチの使い方の結論は、これ。

    ・未来を当てにいかない
    ・反転を決め打ちしない
    ・人の心理が重なりやすい帯を見る

    フィボは、
    トレードを決める主役じゃない。
    判断の精度を上げるための、名脇役。

    この前提が入ると、
    次に自然と浮かぶ疑問が出てくる。

    「じゃあ、
    なんでフィボを引いても
    効かない人が多いの?

    次は、
    フィボナッチの使い方を誤らせる
    “よくある勘違い”を整理していこう。

    フィボナッチの使い方を間違える理由|効かない人に共通する勘違い

    ここでは、
    「フィボを引いてるのに、なぜか当たらない」
    その正体をひとつずつほどいていくよ。

    フィボナッチが効かない人って、
    実は、かなり共通した“思い込み” がある。

    テクニック不足というより、
    考え方のズレ

    まずは、
    いちばん多い勘違いから見ていこう。

    フィボナッチ=魔法のラインだと思ってしまう

    まず最初の落とし穴は、これ。

    フィボナッチを「引いたら反転する魔法の線」だと思ってしまうこと。

    これ、ほんとに多い。

    フィボを引いて、
    38.2%
    50%
    61.8%
    …とラインが並ぶと、
    どこかでこう思ってしまうんだよね。

    「ここ、止まるでしょ」
    「ここ、反転するでしょ」

    でも――
    その瞬間に、もうズレ始めてる。

    レン

    え、でもフィボって、
    反転ポイントを当てるためのものじゃないの?

    つむぎ

    そう思われがちだけどね。
    “当てにいく”瞬間に、
    フィボは機能しなくなるんだよ。

    フィボナッチは、
    未来を予言する装置じゃない。

    フィボナッチは
    相場参加者の心理が集まりやすい“帯”を可視化するもの。

    だから、

    ・ラインに触れた=即反転
    ・比率がピッタリ=正解

    こういう発想だと、
    フィボは一気に「当たらない指標」になる。

    実際の相場は、

    ・少し行き過ぎてから反応
    ・一度割ってから戻る
    ・そのまま勢いで抜ける

    こんな動きの方が普通。

    「当たる/外れる」で評価し始めた瞬間、
    フィボは“魔法頼みツール”に変わってしまう。

    ここでの判断軸はシンプル。

    OKな使い方
    → 反応・失速・攻防が出るかを観察する

    NGな使い方
    → 反転を決め打ちしてエントリー理由にする

    この違いだけで、
    フィボの精度は大きく変わる。

    どこにでも引いてしまう“フィボ迷子”状態のトレーダーたち

    もうひとつ、
    フィボが効かなくなる典型パターンがある。

    それが――
    どこにでもフィボを引いてしまう状態。

    いわゆる「フィボ迷子」。

    レン

    あ、それ…
    上がったら引いて、
    下がったらまた引いて、
    気づいたら画面が線だらけになるやつ?

    つむぎ

    そう、それ。
    引ける場所が多すぎて、判断が逆にブレる状態だね。

    フィボナッチは、
    引こうと思えばいくらでも引ける。

    ・小さな波
    ・直近の値動き
    ・意味の薄い上下動

    こういうところにも全部引き始めると、
    チャートは一気にノイズ化する。

    結果どうなるかというと、

    ・61.8%が近すぎて判断できない
    ・複数のフィボが重なって混乱
    ・「どれが正しいか分からない」

    そして最後は、
    都合のいいラインだけを採用する

    これ、
    トレードあるあるだけど、
    かなり危険。

    ここで大事なのは、
    「引けるかどうか」じゃなくて
    「引く意味があるかどうか」。

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    フィボを使う前に、
    必ず確認したい基準はこれ。

    その波動は、
    他の人も“ひとつの波”として見ていそうか?

    ・トレンドとして認識されているか
    ・押し・戻りとして意識されやすいか
    ・環境認識の中で意味を持っているか

    これがない波に引いたフィボは、
    ただの線。

    効かないんじゃなくて、
    “誰も見ていない”だけ。

    フィボナッチを引くべき有効な波動と、引かなくていいノイズ波動の違いを比較したチャート図解―by投資家つむぎのトレード風雅(つむぎメモ0195)
    有効な波動とノイズ波動の違い
    (フィボを引くべき波/引かなくていい波)

    フィボナッチが効かなくなる理由は、
    だいたいこの2つに集約される。

    ・魔法のラインだと思ってしまう
    ・意味のない場所にまで引いてしまう

    どちらも、
    テクニックの問題じゃない。

    フィボを「どういう視点で見る道具か」
    そこを取り違えているだけ。

    ここまで来ると、
    次の疑問が自然に浮かぶはず。

    「じゃあ、
    どんな場面ならフィボは“使ってOK”なの?」

    次は、
    フィボナッチが機能しやすい相場環境と、
    使わない方がいい場面
    を整理していこう ♪

    フィボナッチの使い方の核心①|なぜ人の判断は“価格帯”に収束するのか

    ここからは一段深い話。

    「なぜ、
    フィボナッチ比率のあたりで
    人の判断が集まりやすくなるのか?」

    テクニックの話じゃない。
    人が相場でどう迷い、どう決断するか
    その“思考のクセ”をほどいていくよ。

    欲・恐怖・期待は、時代が変わっても大きく変わらない

    まず大前提から。

    チャートの形は変わっても、
    人の感情は、ほとんど変わらない。

    ・もっと欲しい(欲)
    ・失いたくない(恐怖)
    ・まだいける気がする(期待)

    この3つは、
    何十年経っても、
    どんな市場でも、
    ほぼ同じように動く。

    レン

    え~、さすがにそれって、ないんじゃない?

    今の時代、
    AIとかアルゴとか増えてるのに、
    人の感情が入り込む余地なんて、無いと思うんだけど…

    つむぎ

    それがそうでもなかったりする。
    最終判断をするのは、今も人の「迷い」だからね。

    たとえば上昇トレンド中。

    ・押し目で入りたい人
    ・もう一段伸びると思ってホールドする人
    ・そろそろ天井かもと疑い始める人

    全員、
    同じチャートを見てるけど、
    感じていることは少しずつ違う。

    でも不思議なことに、
    その判断がズレながらも、
    だいたい同じ価格帯で集中し始める。

    これが、
    「心理の収束」

    フィボナッチ比率は、
    この収束が起きやすいゾーンを
    あとから言語化したものにすぎない。

    多くの人が「そろそろ…」と感じる帯が生まれる

    人は、
    ぴったり同じ価格で判断しない。

    「このへん」
    「そろそろ」
    「さすがに行きすぎじゃない?」

    判断は、
    点じゃなくて“幅”で生まれる。

    この「幅で判断する」という考え方は、
    N値・E値で値幅を読むときの視点とも共通している。

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    だから相場では、
    ラインじゃなく
    価格帯(ゾーン)ができる。

    レン

    じゃあ、61.8%ピッタリじゃなくてもいいってこと?

    つむぎ

    むしろ、
    ピッタリを期待しない方が自然だよ。

    たとえばフィボ61.8%付近。

    ・少し手前で利確する人
    ・61.8%まで待つ人
    ・ちょっと超えたら買う人

    それぞれ違うけど、
    判断が集中する“帯”は似てくる。

    この帯の中で、

    ・反応が鈍る
    ・値動きが荒くなる
    ・攻防が見える

    こういう変化が出やすい。

    だからフィボは、

    「ここで反転する」じゃなく
    「ここで判断が割れやすい」

    この視点で使うと、
    一気に精度が上がる。

    フィボナッチ比率付近の価格帯に相場参加者の心理が集中し、攻防が生まれるイメージ図―by投資家つむぎのトレード風雅(つむぎメモ0196)
    価格帯に心理が集まり、攻防が生まれるイメージ

    “つむぎの仮説” フィボナッチの価格帯とは?

    ここからは、
    ちょっと “つむぎの仮説” の話。

    フィボナッチ比率が示す価格帯って、
    ただの数学的な目印じゃなくて、
    人が「これ以上は…」と感じやすい心理的限界値なんじゃないかな、って。

    相場参加者の性格も、
    時代も、
    売買手法も違う。

    それでも、
    ある程度似た比率のところで
    「そろそろだな…」が集まりやすい。

    これってたぶん、
    人間の欲・恐怖・期待のバランスが、
    極端に崩れ始める“境界線”が、
    だいたい似たところに現れるから。

    数値は毎回ぴったり一致しない。
    でも、
    似た帯に“重さ”が生まれる。

    フィボナッチは、
    その“心理の限界帯”を
    あとから可視化したフレーム。

    だから、
    ラインとして見ると外れるし、
    ゾーンとして見ると意味を持つ。

    それが、“フィボナッチ” なんじゃないかなと、
    ──つむぎは、そう考えてるよ。

    フィボナッチ数列って、
    そもそも何?
    ― トレードに入ってきた経緯 ―
    ちょっとしたブレイクコーナーだよ

    01|
    すべての起点は「フィボナッチ数列」

    まず土台から。

    フィボナッチ数列はこれ。

    0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144…

    前の2つを足すだけの、シンプルな並び。

    で、ここから「比率」を取ると、
    不思議な収束が起きる。

    02|
    黄金比「61.8%」は、自然に“現れた”

    フィボの核になるのがこれ。

    隣り合う数で割ると…

    55 ÷ 89 ≒ 0.618
    89 ÷ 144 ≒ 0.618

    どんどんこの値に近づく。

    これが有名な
    黄金比(約61.8%)

    つまり61.8%は、

    ・誰かが決めた
    ・後付けで選んだ

    じゃなくて、
    数列そのものから自然に浮かび上がってきた比率

    ここが一番大事。

    03|
    38.2% と 23.6% は「派生」

    黄金比が出るなら、
    その逆や補完も気になるよね。

    ● 38.2%

    これは、

    1 − 0.618 = 0.382

    「黄金比の裏側」。

    だから38.2%は、
    61.8%と対になる戻し幅として使われている。


    ● 23.6%

    これは少し計算が違う。

    13 ÷ 55 ≒ 0.236
    21 ÷ 89 ≒ 0.236

    1つ飛ばしで割ると出てくる比率。

    浅い戻し。
    強いトレンドでよく意識される帯。

    04|
    50.0%だけ、実は“異質”

    ここが面白いところ。

    50%はフィボナッチ数列由来じゃない。

    じゃあなぜ使われる?

    理由はシンプル。

    人は、

    ・半分戻した
    ・半値押し
    ・半値戻し

    に、めちゃくちゃ反応するから。

    これはもう、
    相場心理そのもの

    ダウ理論でも「半値戻し」は重要視されてきた。

    だから50%は、

    数学由来ではなく、
    人間由来の比率

    それでも、
    実戦では外せない。

    05|
    78.6%は「最終防衛ライン」

    78.6%は、

    √0.618 ≒ 0.786

    ――
    フィボナッチ比率の中でも、
    61.8%を“もう一段深く掘った先”にあたる数値。

    要するに、

    ・61.8%を明確に割り込んだあと
    ・それでも、まだトレンドが生きているかどうか
    を測るためのゾーン。

    意味合いとしては、

    「ここまで戻したら、
     さすがに流れ、変わるかも…?」

    と、
    強気派も弱気派も、一瞬ためらいやすい帯

    だから78.6%は、

    反発も起きやすいけど、
    抜けたら“完全否定”になりやすい。

    まさに、心理的な最終防衛ライン。

    06|
    これらの数値が“トレードに落ちた理由”

    ここが背景として一番大事。

    これらの比率は、

    ・自然界
    ・建築
    ・芸術

    で見つかったあと、

    人の判断が集まりやすい比率」として
    相場分析に持ち込まれた。

    そして、
    世界中のトレーダーが
    同じ目線で同じ比率を引き始めた

    結果どうなるか。

    そこに、

    ・注文
    ・利確
    ・損切り
    ・様子見

    が、実際に集まる。

    だから、

    「効くから使われた」
    じゃなくて、
    「使われ続けたから、効く場面が増えた」

    つまり、
    フィボナッチ比率は
    「相場を動かす魔法」ではなく
    「人の判断が集まった結果」

    07|
    フィボナッチを相場に連れてきた人たち

    フィボナッチ比率…
    「人が美しい・安定していると感じる比率」として
    先に見つかっていたもの。

    じゃあ、それが
    いつ・誰によって相場に持ち込まれたのか?

    ここ、意外と知られていない。

    フィボナッチ比率を
    相場分析に“本格的に持ち込んだ”のは、
    ひとりの天才、というより――

    「人間心理を重視する分析派の流れ」

    その中心にいたのが、
    20世紀前半のアメリカ。

    ラルフ・ネルソン・エリオット

    最初に大きな橋をかけたのが、
    エリオット波動理論

    エリオットは、
    株価の動きを観察する中で、こう気づいた。

    相場の波は、
    無秩序に見えて、
    実は“人間の集団心理のリズム”を繰り返している。

    で、その波の比率を測っていくと――
    フィボナッチ比率と、異様なほど一致する

    これが最初の決定打。

    フィボナッチは
    「自然の法則」から
    「人間心理の法則」へと橋渡しされた。

    その後、テクニカル分析に広がっていく

    エリオット以降、

    ・チャールズ・ダウの流れを汲む分析派
    ・価格と心理が関係重視のトレーダー
    ・裁量トレードの研究者たち

    が、

    価格が止まりやすい“帯”を可視化する道具」として
    フィボナッチ比率を使い始めた。

    重要なのはここ。

    彼らは、
    フィボで未来を当てようとはしていなかった

    ・どこで人が迷うか
    ・どこで判断が割れやすいか
    ・どこで攻防が起きやすいか

    その“心理の密集地帯”を
    あとから整理したら、
    フィボナッチ比率が浮かび上がってきただけ。

    そして「自己強化」が起きた

    時代が進むにつれて、

    ・プロ
    ・機関投資家
    ・個人トレーダー

    みんなが
    同じ比率を、同じように引くようになった。

    するとどうなるか。

    そこに、

    ・指値
    ・逆指値
    ・利確
    ・損切り

    が、現実に集まる

    こうしてフィボナッチは、

    「効くから使われた」
    ではなく、
    「使われ続けたことで、効く場面が増えた」
    という存在になった。

    つむぎ的にまとめると…

    フィボナッチ比率は、

    自然 → 美 → 人間心理 → 相場
    というルートで降りてきたもの。

    だから、

    ・絶対のラインじゃない
    ・でも、無視もできない

    人の判断が限界に近づく“心理的境界帯”
    として、
    今も機能し続けている。

    ここを理解していないと、

    「当たる・当たらない」
    だけでフィボを評価してしまう。

    でも本当は、

    「人がどう迷うか」を読むための道具

    この前提が腹落ちすると、
    次に見るべきものが、自然と見えてくるよ。

    ダウ理論と組み合わせたフィボナッチの前提条件

    ここで重要な話をひとつ。

    フィボナッチは、
    単体で使う前提の道具じゃない。

    必ず必要になるのが、
    ダウ理論の視点。

    レン

    え、ここでダウ理論出てくるの?

    つむぎ

    出てくるよ。
    フィボを引く“意味のある波”を決める役割だから。

    ダウ理論が示すのは、
    今の相場が、

    ・トレンド中なのか
    ・調整なのか
    ・転換を疑う場面なのか

    この環境認識

    この前提がないと、
    フィボはどこにでも引けてしまう。

    つまり、

    ダウ理論=地図
    フィボナッチ=拡大鏡

    地図なしで拡大鏡を使うと、
    今どこを見てるのか分からなくなる。

    フィボを使っていい前提条件は、これ。

    ・トレンド方向がダウ理論で確認できている
    ・押し目/戻りとして意味のある波動
    ・他の人も同じ波を見ていそうな場面

    この条件がそろって、
    初めてフィボは
    「心理の収束帯」を示し始める。


    まとめると、こんな感じかな。

    フィボナッチの核心は、
    比率そのものじゃない。

    フィボナッチは
    人の欲・恐怖・期待が
    判断しやすい“価格帯”に集まること。

    その集まりを、

    ・ダウ理論で環境を定め
    ・フィボで収束帯を観察する

    この順番で使う。

    ここまで理解できると、
    次に気になるのはきっとこれ。

    「じゃあ、
    その収束帯で、
    実際にどう判断すればいいの?」

    次は、
    フィボナッチを“判断に落とし込む具体視点”に進もう。

    \ 合わせて読みたい /

    フィボナッチの使い方の核心②|意識されやすい“黄金律”の正体

    ここまでで、
    フィボナッチは「当て物」じゃなく、
    人の判断が集まりやすい価格帯を観察するフレームだ、という話をしてきたよね。

    じゃあ次の疑問。

    「なんで、あの比率なの?」
    「別の数字じゃダメなの?」

    この章では、
    “黄金律”と呼ばれる理由の正体を、相場目線でほどいていこう。

    黄金律は、美や自然の話ではない

    まず、よくある誤解から。

    フィボナッチ比率って聞くと、

    ・自然界の神秘
    ・美しい比率
    ・完璧なバランス

    そんなイメージが先に立ちがち。

    でも、トレードで使う上では、
    美しいかどうかは正直どうでもいい

    大事なのは、
    人が“判断を変えやすい”かどうか

    黄金律が相場で効く理由は、

    「自然だから」でも
    「神秘的だから」でもなくて、

    人間の思考と行動が、そこで揺れやすいから

    ここ、かなり重要。

    レン

    でもさ、自然とか芸術で見つかった比率なら、
    やっぱり特別な意味があるんじゃない?

    つむぎ

    あるよ。ただしそれは、
    「人が心地よく感じる」
    「無意識に受け入れやすい」
    っていう意味で、ね。

    黄金律って、
    人間の感覚にとって“無理がない位置”なんだよね。

    だから相場でも、

    ・行きすぎたかも
    ・まだ余地あるかも
    ・ここで一回様子見

    そんな判断が生まれやすい。

    なぜフィボ比率が繰り返し意識されるのか

    フィボ比率が不思議なのは、
    一度きりじゃなく、何度も意識される ってところ。

    理由はシンプル。

    人は、
    価格を「正確な点」じゃなく、
    ざっくりした帯で判断するから。

    ・このへん
    ・そろそろ
    ・行きすぎじゃない?

    こういう感覚が、
    結果として似た比率に集まる。

    さらに、

    ・過去に反応した
    ・多くの人が引いている
    ・教科書にも載っている

    こうした要素が重なって、
    自己強化が起きる。

    つまり、

    「効いたから使われる」
         ↓
    「使われるから、また効きやすくなる」

    この循環。

    フィボ比率は、
    自然法則というより、
    人間行動が作った“慣性のある目安”

    フィボ比率が繰り返し意識され、自己強化される流れ

    ① 過去に反応した価格帯

    フィボ比率付近で止まった・揉んだ経験が
    「あの辺、前も反応した」という記憶になる

    ② 多くの人が同じ比率を引く

    教科書・SNS・経験則で共有され、
    同じ価格帯が意識されやすくなる

    ③ 注文・迷い・様子見が集中

    利確・押し目・警戒が重なり、
    反応・失速・攻防が生まれる

    ④ また「効いた」と認識される

    成功体験として記憶され、
    次も同じ比率が使われやすくなる

    ※ フィボ比率は自然法則ではなく、人の判断と記憶が作る「慣性のある目安」

    ランダムに見える相場でも、なぜ似た価格帯が意識され続けるのか?

    ランダムに見える価格
    でも、行動は完全ランダムじゃない

    結果として「偏り」「慣性」が生まれる…

    そうして、
    その“偏り”が蓄積され、
    フィボ比率は “何度も意識される目安” になっていく。

    \ 合わせて読みたい /

    23.6%・38.2%・50%・61.8%・78.6%の役割の違い

    ここから先は、
    ちょっと“テク好き読者”向けの話。

    フィボナッチは、ただ比率を当てはめるための数字じゃない。
    実はそれぞれの数値には、
    相場の中での「役割」がある。

    そして大事なのは、
    どの数値が正しいかではなく、
    いまの相場で、どの帯に判断が集まりやすいかを読むこと。

    フィボは「点」ではなく、
    人の迷いが溜まる“価格帯(ゾーン)”を見るための補助線

    23.6% まだ疑っている人たちの帯

    23.6%は、押しや戻しとしてはかなり浅い。
    ここで反応するのは、
    「このトレンド、相当強いぞ」と感じている人たち。

    ただし、この帯は迷いも多い。
    反発は起きやすいけれど、
    勢いが足りないと、そのままスルーされることも多い。

    強トレンド限定で意識されやすい、
    いわば“早仕掛け組のゾーン”

    38.2% 様子見と仕込みが交差する帯

    38.2%は、
    フィボの中でも特に “使われやすい”数値。
    トレンド継続を信じる人が一気に増え始める帯だよ。

    早く入りたい人、
    押しを待っていた人、
    その両方の判断がここに集まりやすい。

    結果として、
    価格帯としての厚みが生まれやすく、反応も比較的素直。

    「押し目らしい押し目」と感じる人が多いゾーンだね。

    50.0% 人の感覚が集まる“ど真ん中”

    50%は、厳密にはフィボナッチ数列由来じゃない。
    それでも相場で強く意識されるのは、
    人が “半分戻した” “半分押した” と感じるから。

    ここには理論よりも感覚が集まる。
    だからこそ、

    ・利確
    ・再エントリー
    ・様子見

    あらゆる判断が重なりやすい。

    テクニカルというより、人間の心理が作る帯ってゾーン。

    61.8% 黄金比が信仰される境界線

    61.8%は、
    フィボナッチの象徴とも言える比率
    ここに近づくと、相場の空気が少し張り詰める。

    「ここを守れば、まだトレンドは生きている」
    「ここを割れたら、さすがに怪しい」

    そんな“信仰と不安”が交差する帯。

    反発すれば
    「やっぱりフィボは効く」と語られ、
    割れれば
    「トレンド崩壊か?」という疑念が一気に広がるよ。

    78.6% それでも信じたい人たちの最終帯

    78.6%は、61.8%を割ってもなお、
    「まだ戻るはずだ」と考える人たちのゾーン。

    ここは、
    継続と否定の最終分岐点になりやすい。

    うまく機能すれば、大きなリターン。
    でも失敗すれば、
    “フィボを信じすぎた人”が振り落とされやすい帯でもある。

    フィボを見るときの、つむぎ視点

    大事なのは、
    これらの数値を正確に当てにいくことじゃない。

    人は、
    ぴったり同じ価格では判断しない。

    「このへん」
    「そろそろ」
    「さすがに行きすぎじゃない?」

    判断は、点じゃなく“幅”で生まれる。

    だから相場では、
    ラインではなく、価格帯(ゾーン)ができあがる。

    フィボナッチは、
    その人の判断が溜まりやすい帯を、可視化するための道具

    数値そのものより、
    どの比率帯に、どれだけ心理が集まっているか
    そこを見るのが、本当の使い方だと思うよ。

    なぜ 23.6%・38.2%・61.8%に心理が集まりやすいのか?

    理由はひとつじゃない。
    フィボ比率が意識されるのは、次の3つが重なっているから。

    フィボ数列そのものが「比率を生む構造」を持っている

    まず前提。

    フィボナッチ数列は
    1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34…
    という、「前2つを足すと次が生まれる」構造を持つ。

    この数列を比率で見ていくと、自然に特定の数値へ収束する。

    • 直前 ÷ 次 → 0.618(61.8%)
    • その逆 → 1.618
    • 1 − 0.618 → 0.382(38.2%)
    • 0.382 × 0.618 → 0.236(23.6%)

    つまり
    38.2%や61.8%などの数字は、人が決めた数字じゃなく、数列の構造から必然的に生まれた比率ってこと。

    人は「割合」で変化を判断する生き物

    ここが重要。

    人は価格を「絶対値」ではなく、
    どれくらい戻ったか・進んだかという“割合”で感じる

    たとえば、

    • 半分戻した → 「けっこう戻ったな」
    • 3分の1くらい → 「まだ浅いな」
    • 2/3近く戻した → 「さすがに戻りすぎじゃない?」

    この感覚、全部比率だよね。

    だから
    38%・50%・61%といった“分かれ目の割合”に、
    自然と判断が集まりやすくなる。

    フィボ比率は、
    人の感覚的な「節目」と、数列由来の比率が重なったポイントとも言える。

    「意識されてきた歴史」が自己強化されている

    もうひとつ、現実的な理由。

    フィボナッチ比率は、

    ・テクニカル分析書
    ・トレーダー教育
    ・チャートツール
    ・機関投資家のモデル

    こうした場所で長年使われ続けてきた

    その結果、

    「みんなが見る」
    →「実際に反応が起きやすい」
    →「やっぱり効くと思われる」

    という自己強化ループが生まれている。

    でもこれは
    「みんなが信じてるから効く」だけじゃない。

    フィボは“刷り込み”か? それとも必然か?

    ここが一番の誤解ポイント。

    フィボは
    「数列だから効く」わけでも、
    「信じられてるから効く」だけでもない。

    • 数列が生む、自然な比率
    • 人間の割合判断という心理構造
    • 市場で使われ続けてきた蓄積

    この3つが重なった結果、
    38.2%や61.8%が“判断の集まりやすい帯”として定着した

    だからフィボは、

    未来を予言する魔法じゃない。
    人の迷いが溜まりやすい場所を、先に可視化しているだけ。

    風雅トレード、つむぎ視点でまとめると…

    フィボナッチが効く理由は、
    「人がそれを見ているから」でもあり、
    「人がそう感じてしまう構造だから」でもある。

    そして重要なのは、

    フィボの数値が正しいかどうか
    ではなく
    その帯に、どれだけ心理が集まっているか

    そこを読むこと。

    これができると、
    フィボは一気に「当てもの」から
    相場心理を読む道具に変わるよ。

    なぜ“61.8%”だけが特別扱いされるのか

    最後に、
    一番よく聞かれる質問。

    「なんで61.8%だけ、
     そんなに重要視されるの?」

    これには、
    ちゃんとした“相場の歴史的な経緯”がある。

    61.8%が相場分析に入ってきた流れは、
    だいたい、こんな順番。

    フィボナッチ数列
     ↓
    黄金比(約1.618)
     ↓
    その逆数 → 0.618(61.8%)

    この比率が、
    20世紀前半、
    R.N.エリオットによって
    波動理論の中に持ち込まれた。

    エリオットは、
    価格変動が
    「特定の比率付近で収束・反発しやすい」
    という現象を、
    波動構造として体系化した人物。

    その後、

    ・W.D.ギャン
    ・Edwards & Magee
    ・Merrill
    ・Frost & Prechter

    といった
    テクニカル研究者・トレーダーたちが、
    実際の相場データ上で、
    61.8%付近の反応頻度が高いことを追認
    していく。

    つまり――

    📌 61.8%は、
    「心理的限界」と名付けられた理論値ではない。

    📌 「ここまで押しても、
    まだトレンドが壊れていないと
    多くの人が判断しやすい比率」
    として、経験的に残ってきた数字。

    じゃあ、
    よく言われる
    「心理的限界」って、何なの?

    つむぎ流で言うと、これは――

    人が
    「まだ信じたい」と思える、最大ライン。

    浅い押し(23.6%・38.2%)
    →「強いな」「まだ余裕」

    半値(50%)
    →「半分戻したか…様子見」

    そして、61.8%。

    「……ここまで来たら、さすがに崩れる?」
    それとも
    「いや、ここを守るなら本物かも」

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    期待と恐怖が、同時にピークに近づく。

    だから、

    買い手は
    「最後の押し目かもしれない」

    売り手は
    「ここを割ったら流れが変わる」

    両者の判断が、
    一気にこの価格帯へ集中する。

    これを、
    相場の世界では便宜的に
    「心理的限界」
    「信認ライン」
    「最終防衛線」
    と呼んできただけ。

    未来を当てるための数字じゃない。
    人の判断が、
    最もぶつかり合いやすい場所を知るための目安。

    だからこそ、
    61.8%は特別扱いされる。

    フィボナッチの使い方|相場が反応しやすい“心理収束点”の見抜き方

    フィボナッチは、
    「ここが押し目だ」「ここで反転する」と教えてくれる魔法の線じゃない。

    その価格帯で、
    “参加者の心理が一度、立ち止まりやすくなる”
    ──その場所を可視化してくれる道具

    だから見るべきなのは、
    数値そのものよりも、そのゾーンで相場がどう“迷うか”。

    下方向:押しすぎたと感じやすい心理収束点

    下方向(押し目局面)で一番大切なのは、
    「どのフィボ数値に到達したか」ではなく、

    その価格帯で、
    “本当に迷い始めた人が出てきたか”

    具体的には、こんな反応が出やすい。

    • 下ヒゲが目立ち始める
    • ローソク足の実体が小さくなる
    • 出来高が一瞬だけ増える
    • 高値・安値の更新が鈍る

    これはすべて、
    売りたい人だけでなく、
    「売りすぎじゃないか?」と疑い始める人が出てきたサイン

    フィボは、
    押し目を教えてくれるんじゃない。
    押し目を“疑い始める人が増えやすい場所”を教えてくれる

    だからフィボは、
    エントリー位置を決める道具じゃなく、
    相場参加者の思考が変わり始める場所を読む道具。

    「迷い・ためらいのサイン」はどの段階で出るのか?(下方向)

    ここ、めちゃくちゃ大事。

    結論から言うと👇
    フィボの数値ごとに、出やすい“迷いの質”が違う。

    多くの人が混乱するところだけど、
    答えは少し意地悪で、

    「どの数値かは、相場次第」

    同じサインじゃないってこと。


    ▷ 23.6%

    • まだトレンド優勢
    • ためらいはほぼ出ない
    • 出ても「一瞬の小休止」レベル


    「迷い」じゃなく「息継ぎ」


    ▷ 38.2%

    • 押し目期待が入り始める
    • 小さな下ヒゲ・小休止が出やすい
    • でも、まだ疑いは弱い


    「そろそろかな?」レベルの迷い


    ▷ 50%

    • 意見が割れ始める
    • 出来高増+値動き停滞が起きやすい
    • 判断待ちが増える


    「半分戻したし、どうする?」という様子見の迷い


    ▷ 61.8%

    • 恐怖と期待が同時に最大化
    • 長い下ヒゲ or 強い攻防が出やすい
    • 更新できなければ一気に失速もある


    「ここを割るか守るか」の本気の迷い


    ▷ 78.6%

    • トレンド信認がかなり揺らぐ
    • 反応が出ても短命になりやすい
    • 守れないと「崩れた」認識が広がる


    「もう無理かも…」の諦め混じりの迷い


    こんな感じで、
    迷いは、どの数値でも起きうるが、
    “同じ迷い”ではない。

    つまり、

    📌 深くなるほど、迷いの“質”が変わる。

    待ってたら、エントリーチャンス逃さない?(下方向)

    これも、めちゃくちゃよくある疑問。

    結論から言うと、
    待つ=遅い、ではない。

    むしろ、

    • 反応を見ずに飛びつく
    • フィボ到達=即エントリー

    このほうが、
    損切り幅が広がりやすく、
    だましにも遭いやすい。

    フィボで見るべきなのは、
    「この価格帯で、
    相場が“考え始めたかどうか”。」

    迷いが一瞬でも見えたあとに、
    再度方向が揃う。
    その流れに乗るほうが、
    結果的にリスクは小さくなることが多い。

    じゃあ、どこまで待って、どうなったら入るの?(下方向)

    流れはシンプル。

    ① フィボ到達
    ② すぐ入らず“反応を見る”
    ③ 迷いが出たあと、再び方向が揃うかを確認

    具体的には、

    • 下ヒゲや小さな足が出たあと
    • 再度、高値(短期)を更新し始める
    • 売り圧が明らかに弱まる

    この「一度止まって、もう一度進み出す」動き。

    ここまで確認できて初めて、
    “人の判断が集まった”と言える。

    もし、

    • ヒゲも出ず
    • 足も止まらず
    • そのまま貫通するなら

    それは、
    まだ押しすぎだと感じている人が少ないというだけ。

    上方向:達成感が出やすい心理収束点

    上方向では、
    押し目とは逆の心理が集まる。

    使われるのは、
    138.2%、161.8%などの拡張フィボ。

    ここでは、

    • 利確したい人
    • まだ伸びると信じたい人
    • そろそろ逆張りを考える人

    この3者が、
    同じ価格帯に集まりやすくなる。

    「迷い・ためらいのサイン」はどの段階で出るのか?(上方向)

    結論から言うと👇
    上方向でも、フィボ数値ごとに“迷いの質”は違う。

    そして、ここも同じ。

    「どの数値で出るか」は、
    相場の勢い次第。

    同じサインが、同じ意味で出るわけじゃない。


    ▷ 123.6%

    • 初期達成感ゾーン
    • 利確は出るが、勢いがあればすぐ吸収される
    • 上ヒゲは出ても短いことが多い


    「ちょっとやりすぎ?」という軽い達成感
    (=息継ぎレベル)


    ▷ 138.2%

    • 利確勢が目に見えて増え始める
    • 上ヒゲ・小さな足が出やすい
    • 出来高だけ増えて伸びない場面が出る


    「そろそろ十分じゃない?」という迷い


    ▷ 150%

    • 数学ではなく心理の節目
    • 伸びは止まりやすく、横ばいになりやすい
    • 利確・様子見・逆張りが混在


    「半分上に行ったし、一旦様子見」の迷い


    ▷ 161.8%

    • 達成感と警戒感が同時に最大化
    • 長い上ヒゲや激しい攻防が出やすい
    • 更新できないと、一気に雰囲気が変わる


    「ここを超えたら本物/超えられなきゃ終わり」
    という本気の迷い


    ▷ 178.6%

    • 行きすぎ認識が広がる
    • 反応が出ても続きにくい
    • 崩れ始めると、利確が連鎖しやすい


    「もう十分すぎる」という諦め混じりの迷い

    待ってたら、利確チャンス逃さない?(上方向)

    これも、下方向と同じ疑問が必ず出る。

    結論から言うと、
    逃すことはある。

    でも、それは悪いことじゃない。

    なぜなら、
    フィボで反応を見る目的は、

    • 天井で売ること
    • 最大値幅を取ること

    じゃないから。

    見るのは、

    「この価格帯で、
    “もう十分だ”と感じる人が本当に出てきたか」

    反応を待つと、

    • 利確は少し遅れる
    • でも、
      だまし上昇・踏み上げに巻き込まれにくくなる

    反応を待たずに売ると、

    • いいところで売れるかもしれない
    • でも、
      まだ勢いが残っていると簡単に置いていかれる

    これも、
    優劣じゃなく、思想の違い。

    じゃあ、どこまで待って、どうなったら抜けるの?(上方向)

    流れは、下方向と対称。

    ① フィボ到達
    ② すぐ利確せず“反応を見る”
    ③ 迷いが出たあと、上方向の勢いが弱まるかを確認

    具体的には、

    • 上ヒゲが続き始める
    • 高値更新ができなくなる
    • 出来高は増えるのに、値が伸びない
    • 直近安値(短期)を割り始める

    この
    「伸びきったあと、進めなくなる」動き。

    ここまで出て初めて、

    “達成感が、行動(利確)に変わった”
    と判断できる。

    もし、

    • ヒゲも出ず
    • 押しも入らず
    • そのまま突き抜けるなら

    それは、

    まだ「十分だ」と感じている人が少ない
    というだけ。

    逃すことはある。でも、それは悪いことじゃない

    ここで、
    多くの人が気にする疑問にもう一度答えておくね。

    👉
    エントリーを逃すことはある。
    でも、それは「悪いこと」じゃない。

    なぜなら、
    フィボで反応を“確認する”という考え方は、

    • 最安値で買う
    • 最高値で売る

    ことを目的にしていないから。

    目的はただひとつ。

    フィボナッチは
    「人の判断が、本当に集まったか」
    を見極めること。

    だから、

    • 反応が出たあとに入る
      → 勝率は上がる
      → その分、値幅は少し減る
    • 反応を待たずに入る
      → 値幅は取れるかもしれない
      → でも、失敗率は上がる

    これは、
    優劣ではなく、思想の違い。

    今回の記事は、

    「どの数値が正しいか」ではなく、
    「なぜ効くか/なぜ効かないかを理解したい人」
    に向けた考え方。

    フィボは、
    未来を当てる道具じゃない。

    フィボナッチは
    人の迷いと決断が、どこで生まれやすいかを読むための地図。

    その地図を、
    ダウ理論と波動構造の上に重ねて使う。

    そう捉えられるようになると、
    線の一本一本が、
    ちゃんと“意味のある場所”に見えてくるよ。

    フィボナッチの使い方次第|再現性を高めるエントリーと損切り設計

    ここまでで、
    フィボは「当てにいく道具」じゃなく、
    人の判断が集まり始める場所を探す道具だ、という話をしてきたね。

    このセクションでは、その考え方を
    エントリーと損切り設計にどう落とすかを整理するよ。

    フィボ到達=即エントリーが危険な理由

    まず、ここをはっきりさせておこう。

    フィボ到達=エントリー
    これが危ない理由は、すごくシンプル。

    👉
    まだ、誰も迷っていない可能性があるから。

    レン

    でもさ、
    38.2%とか61.8%に来たら、
    そこが押し目なんじゃないの?

    つむぎ

    “押し目かもしれない場所”と
    “押し目として判断された”は、別だよ。

    フィボは、
    「反応が起きやすい価格帯」を示すだけ。

    そこに来た瞬間は、
    まだ相場は考え始めていないことも多い。

    ・勢いそのまま貫通
    ・出来高も増えない
    ・足も止まらない

    この状態で入ると、

    • 逆行したときに
      「あれ?ここじゃなかった?」と迷う
    • 損切り位置が曖昧になりやすい

    結果、
    負けるときに大きく、勝つときに小さい
    トレードになりやすい。

    反応・失速・様子見をどう観察するか

    じゃあ、何を見るのか。

    見るのは、
    フィボに“触れたか”じゃない。

    触れたあと、相場がどう振る舞ったか。

    具体的には、このあたり。

    • ローソク足が小さくなる
    • ヒゲが出る
    • 更新が一度止まる
    • 出来高だけ増えて、進まない

    これは全部、

    👉
    「判断が割れ始めたサイン」

    レン

    それって、
    結構地味じゃない?

    つむぎ

    超~地味 ♬
    でも、いちばん大事。

    派手な反転より、
    一瞬の迷いのほうが価値がある。

    なぜなら、

    • 勢い一辺倒のとき → 判断は揃っている
    • 迷いが出たとき → 判断が分岐し始める

    フィボが効くのは、
    この「分岐点」に近づいたとき。

    エントリーは「タッチ」ではなく「反応」を待つ

    ここが、このセクションの核心。

    📌 エントリーは、価格じゃなく“流れ”で決める。

    基本の流れはこれ。

    ① フィボ到達
    ② すぐ入らない
    ③ 迷い・失速を確認
    ④ もう一度、方向が揃い始めたところで入る

    下方向なら、

    • 下ヒゲや小さな足が出たあと
    • 再び高値(短期)を更新し始める

    上方向なら、

    • 上ヒゲや停滞が出たあと
    • 再度、伸びようとするか/崩れ始めるか

    この
    「一度止まって、もう一度動く」瞬間。

    ここで初めて、

    👉
    “人の判断が集まった”
    と言える。

    レン

    でも、それだと遅くならない?

    つむぎ

    遅くなる。
    けど、意味は全然違う。

    フィボ基準で考える合理的な損切り位置

    最後に、損切りの話。

    フィボを使うとき、
    損切りはこう考える。

    📌 その価格帯で集まった判断が、否定された場所。

    つまり、

    • 反応が出た
    • 迷いがあった
    • でも、そのゾーンを明確に抜けた

    ここが、
    「前提が崩れた場所」

    具体例を挙げると、

    • 38.2%で反応を見て入った
      → 61.8%を明確に割るなら、シナリオ崩れ
    • 161.8%で失速を見て売った
      → 176.4%を勢いよく超えるなら撤退

    大事なのは、

    「いくら逆行したら」じゃない。
    「どの判断が否定されたら」か。

    これが決まっていると、

    • 損切りに迷わない
    • 感情でズラさなくなる
    • 再現性が一気に上がる

    簡単にまとめると…

    • フィボは、エントリー位置を教えない
    • 判断が集まったかどうかを見る道具
    • エントリーは「反応後」
    • 損切りは「前提否定」で決める

    だから、

    👉
    フィボを使うほど、
    “待つトレード”になる。

    でもその待ちは、

    • 勝率を上げるための待ち
    • 判断を明確にするための待ち

    その待ちが、
    ダウ理論と波動構造の上にあるから、
    判断に再現性が生まれる。

    〖まとめ〗フィボナッチの使い方|未来予測ではなく、心理を読むための道具

    ここまで読んでくれた人なら、
    もう気づいていると思う。

    フィボナッチは、
    「当たる/外れる指標」じゃない。

    相場の未来を言い当てる魔法でもない。

    それでも、
    多くのトレーダーが手放せない理由は――
    人の判断が集まりやすい場所を、静かに教えてくれるから。

    利用しない手はないが、頼り切るものでもない

    まず、これをはっきり言っておくね。

    👉 フィボは、使わない理由がない。
    👉 でも、信じ切る理由もない。

    レン

    ちょっと矛盾してない?

    つむぎ

    ううん。ちょうどいい距離感、ってこと。

    フィボが示すのは、

    • 23.6%
    • 38.2%
    • 50%
    • 61.8%
    • 78.6%

    こうした人の判断が集まりやすい“帯”

    でも、

    • そこに来たから反転する
    • そこを割ったから終わり

    そんな単純な話じゃない。

    反応が出るかどうかは、
    そのときの構造と勢い次第。

    だからこそ、

    • 反応が出れば意味がある
    • 出なければ、ただの通過点

    この割り切りができる人ほど、
    フィボと上手く付き合える。

    構造と合わせて初めて“使える道具”になる

    この記事で、何度も出てきた言葉。

    更新構造
    トレンドの勢い
    迷い・ためらいのサイン

    フィボは、
    これらと組み合わさったときに
    初めて“使える道具”になる。

    レン

    じゃあ、
    フィボ単体じゃダメ?

    つむぎ

    ダメじゃない。
    でも、足りない。

    たとえば、

    • ダウ理論で
      「トレンドが続いている」
    • 更新が鈍り始めて
    • フィボの価格帯に入った

    このとき初めて、

    👉
    “人の判断が集まり始める可能性”
    が生まれる。

    逆に、

    • すでに構造が壊れている
    • 更新も勢いもない

    この状態で引いたフィボは、
    ただの線。

    効かないのは、
    フィボが悪いんじゃない。
    使う前提がズレているだけ。

    最後に… フィボをどう使う人になりたいか

    フィボナッチを使うトレーダーは、
    大きく分けて2種類いる。

    • 数値で未来を当てにいく人
    • 数値で“人の迷い”を観察する人

    この記事は、
    後者のために書いているよ。

    👉なぜ効くのか
    👉なぜ効かない場面があるのか

    それが分かれば、

    • 無駄なエントリーが減る
    • 損切りが素直になる
    • トレード後の後悔が減る

    フィボは、
    勝たせてくれる道具じゃない。

    でも、

    判断を静かにしてくれる道具
    ではある。

    未来を当てにいくより、
    相場の心理を読み解く。

    その視点を持てたとき、
    フィボナッチは、
    あなたのトレードにとって
    ちゃんと“味方”になるよ。

    ここまで読んでくれて、ありがとう! 
    当ブログ「つむトレ」では、株式投資やトレードにかかわる情報をいろいろ配信していきます。

    また遊びに来て下さいね♪

    つむぎ

    では次の配信をお楽しみに♪
    風雅なスイング投資家のつむぎでした!

    レン

    まったね~♫ ♪

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